自分が作った作品で稼ぎたい…ハンドメイド作家さんなら一度はハンドメイド起業について考えたことがあるのではないでしょうか。

✅「趣味でやっていたけれど、本気で挑戦してみたい。」
✅「ある程度安定して売れるようになってきたし、ちゃんと起業したほうがいいのかしら?」
✅「好きなものを作って生活できたらいいな…」

理由は人それぞれあると思いますが、自分がデザインして心を込めて作った商品がお客様の手に渡り、喜んでいただけた瞬間は、本当にやりがいを感じるものですよね。

しかし起業するのはなかなか勇気がいりますし、なにから始めたらいいのか、本当にハンドメイドだけで稼げるのか…気になることはたくさんあります。

そこでハンドメイド起業をお考えの方に、ハンドメイド起業のメリットやデメリット、起業するにはどんな準備や心構えが必要かなどについてお伝えしていきます。

ハンドメイドを中心に書いていますが、物販で起業される方の参考にもなると思います。早速ご覧ください。

ハンドメイド作家が起業するメリット・デメリット

ハンドメイド作家が起業すると、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット

ではまず、メリットについて見ていきましょう。

税金面でさまざまな優遇を受けられる

まず、税金面での優遇が受けられることです。開業届を提出し個人事業主となると、青色申告申請書を提出することができ、確定申告の時に青色申告ができるようになります。青色申告とは複式簿記にもとづいて帳簿を記載し、その記帳から所得税を計算して申告することです。

青色申告は特別控除という制度があり、税の支払額に応じて優遇措置を受けられるのです。

また、3年目まで赤字を繰り越せる、事業で使った費用は経費として計上することができる、などのメリットもあります。

個人名よりも信用が高い

起業して屋号(会社名)で活動できるようになると、様々なところで信用度が高くなります。

たとえば屋号の名義で銀行口座を開くことができたり、領収書を発行してもらうことができます。これらは経理の管理や、手続き的な面で個人名よりも有利になります。

卸売業者と取引がスムーズに

これも前述の「個人名よりも信用度が高くなる」ということに共通しますが、卸売業者との取引がスムーズになるという点もメリットの一つです。

材料を卸売業者から仕入れる場合に、より簡単に取引ができたり、仕入れが難しい材料の取引なども可能になります。

最近は個人でも卸売業者からインターネット購入ができるなど、以前よりも簡単に卸売業者を利用できるようになっています。しかし、やはり本格的に卸売業者から仕入れをする場合は、問屋の会員にならなければいけないこともあり、会員になる場合は一般消費者と区別されるために審査が行われます。そうした場合はまず屋号がないと審査に通らない可能性があります。

とくに材料の仕入れ値が商品の値段に直結するハンドメイド作家にとっては、大きなメリットになるのではないでしょうか。

デメリット

それでは、デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

将来の収入が約束されていない

これはどの業種で起業しても共通して言えることですが、来年、再来年、さらにその先の収入は約束されていないという点がデメリットといえます。特にハンドメイド起業は自分が商品を作れない状況になってしまった場合、収入源がなくなってしまうことも考えられます。

自分のキャパシティを考えて、いい時と悪い時、どのくらいのスパンで商品を作り出せるのかなどの見極めはもちろん、最悪な場面を想定して、どのように対応するかというシミュレーションをしておくようにしましょう。

ハンドメイド以外の業務も行う必要がある

起業するとなると、いろいろな業務が発生しますので、商品を作るだけというわけにはいきません

インターネット販売の発送業務、会計業務、ホームページ作成・管理、宣材写真の撮影、お客様のお問い合わせへの対応など、多岐にわたります。

一通り必要な仕事を書き出して、手順を確認し、どのくらい時間を取られてしまうのかということを考えておく必要があるでしょう。起業したらやるべきことが増えて、商品を作る暇がなくなってしまった、では本末転倒です。

手持ちの資金と相談ですが、外注できる部分は外注するなどして、うまく回せるように準備しておきましょう。

ハンドメイド作家として起業するということは、たしかにデメリットもあります。しかし、自分の好きを世の中に発信したり、自分が作った作品を売る…これを仕事にできるという点が、ハンドメイド起業する最大のメリットではないでしょうか。

自分の本当にやりたいことで起業するというのは、成功するために大切なポイントのひとつでもあります。ぜひ少しずつやるべきことを積み上げて、成功に繋げられるようにしましょう。

ハンドメイドで稼ぐために!成功するための3つのポイント

ではハンドメイド商品できちんと稼げるようになるためには、何が必要でしょうか?成功するための3つのポイントをお伝えしていきます。

1. 自分の「強み」を知る

まずはご自身の「強み」を知り、どんなコンセプトを持ったブランドにしていくかを決めることです。

ハンドメイド商品は、デザインやセンス、技術だけでなく、これまでの人生経験や考え方、個性などの作家の人となりや人生そのものが、商品の魅力となるものではないでしょうか。

だた綺麗、素敵というだけでは、他の作家さんや大量生産品と勝負できません。他でもない「あなた」のハンドメイド作品だから買いたい!と思わせるようなブランディングが必要です。

そのためにも、あなたの強みがなにかということを今一度見つめ直す必要があるのです。

自分だけでは正当な評価ができない可能性もあるので、身近な人に商品を見せて意見をもらうことも大切です。作品を買ってくださったお客様に「どんなところに魅力を感じたか?」などと聞いてみるのもいいかもしれません。

自分史を書いてみるのも、ご自身の強みやこだわり、コンセプトなどを作るために有効的な方法です。この機会に、自分の人生を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

商品コンセプトの作り方についてこちらの記事で詳しく説明しているので、よろしければご覧になってくださいね。

【参考記事】Web集客には商品コンセプトが必須!Web集客できるコンセプトの作り方

2. 競合する作家について研究する

同じジャンルや似た雰囲気の作品を作っているハンドメイド作家さん、ブランドについて研究しましょう。

どのくらいの価格帯で販売しているか、どのような宣伝方法や販売方法をとっているか、そのやり方に対して自分はどのようにアプローチしていくかなどを検討していくことです。たとえば、同じような商品を出した時、お客様に自分の商品を選んでもらうためには、どこで差をつけるかなども考えていく必要があります。

また、販売内容やビジネス展開などが少し先を行く、お手本となりそうな方を研究することもオススメです。

3. 流行やニーズを知る

流行や、お客様がどんなものを求めているかというニーズをリサーチしていきましょう。その上で自分の商品が、どのような形でその流行やニーズに応えることができるかということを考えていくのです。

最近では初心者でも簡単にできるキットなども販売されており、下手をすると「自分でもできる」と思われてしまうこともあります。またそこそこセンスが良いものを安く買えるお店も増えてきているでしょう。

ハンドメイド商品は手作業で作っているので、大量生産品に安さではかないませんよね。でもそれを上回るハンドメイド商品の良さがあるはずです。安い大量生産品ではなく、ハンドメイド商品に求められていることはなにか?という点を追求していきましょう。

もちろん流行はどんどん変わっていきますので、起業した後も意識してアンテナを張り巡らせて、ご自分の作品に活かせそうなことは取り入れていくような姿勢も重要ですね。

最後に一番大切なことは、「自信を持って売る!」ということです。自分のスキルで仕事をしているハンドメイド作家さんは、ご自分の価値を過小評価してしまいがちです。ご本人にとっては「できて当たり前」の技術でも、人から見ると素晴らしい技術であることがほとんどです。ぜひ、周りの人の評価などを受け入れ、自信を持っていただきたいと思います。

ハンドメイドで起業する前に準備しておくこと

それではハンドメイドで起業する前に、準備しておくべきことについてお伝えしてまいります。

1. 市場(商品)リサーチ

あなたが起業したいと思っているジャンルで、競合する相手がいるかどうかや、ターゲットとするお客様はどのくらいいらっしゃるか、あなたが売りたい商品はどのように必要とされているか、などの市場をリサーチすることです。

いままでハンドメイド商品を販売した実績をお持ちの方も、このあと自分のお店をどのように展開していくのか、単価を変えるとどのあたりと競合するのか、どこを狙えば安定して売上を出せるかなど、先のことやご自身の展望も踏まえてリサーチしておきましょう。

ハンドメイド商品は流行や売れ筋などもどんどん変化していきますので、起業したあとも常に周りの動きなどをリサーチする癖をつけておくとよいでしょう。

2. ビジネスに関する勉強をする

起業する時は、あらかじめ起業に関するノウハウなど、ビジネスに関する勉強をしましょう。

今までに社会人経験がある方が多いかと思いますし、これまでもハンドメイド商品でお金をいただいているという方はいらっしゃると思います。しかし実際、起業してハンドメイド商品でお金を稼ぐということはマインドからまったく異なります

ビジネスとして始めるには、やはりそれなりに勉強が必要ですし、勉強することで失敗する可能性を下げることができるのです。また起業して成功している方は、年齢を問わず常に謙虚で学び続けている方が多いです。起業した後も常に勉強し続けるという意識を大切にしてもらいたいと思います。

いまはなんでもインターネットで調べられる時代ではありますが、間違った情報も多いですので、できれば独学は避け、ビジネスを専門にしている方から教わることをオススメします。

3. webサイトを作る

ハンドメイドで起業するときは、お店専用のwebサイトがあるととても有利です。

InstagramなどのSNSや、インターネット販売サイトなどではすでにご自分のアカウントをお持ちの方がほとんどかと思いますが、起業するのであればご自身のwebサイトを持っておくとさらに良いです。

ご自分のwebサイトがあれば、ご自分の商品への想いやコンセプトなどをこまめに発信できますし、お客様からのお問い合わせの窓口にもなります。さらに、ご自分のwebサイトがあるとお客様からの信頼度が高くなります。とくに大きな金額の商品を売りたいとき、お客様に信頼感を与えられるかは大きなポイントです。

結局インターネット販売サイトでの取引になるとしても、あるとないとでは結果に差がつきます。イベント出店したときなども、webサイトのアドレスを書いた名刺をお客様に配れるといろんなメリットがあります。

実際、商品販売に関しては、ネットショップの専用サイトなどを利用したほうが、在庫管理やステータス管理などの機能が充実しているのでオススメです。ただ、ハンドメイド作品の特性を活かすため、手仕事のプラスαをお伝えする場として、webサイトを作っておくことをオススメします。

はじめからきちんとしたホームページを作るのは大変ですし、外注する場合はコストもかかってしまいます。まずはブログなどからで構いませんので、ご自分の商品への想いやコンセプトなどを発信できる場など、お客様とつながる窓口を作っておきましょう。

4. 起業資金の調達方法を知る

いまはwebの力を利用して、少ない資金で起業することが可能です。しかしそれでも全くの資金ゼロで起業することは難しいものです。起業当初は収入が安定しないこともあり、生活資金を含めた起業資金を準備する必要があるでしょう。

もちろん、そのために貯金しています!という方も多いかと思いますが、起業資金を他から調達することも検討してみてはいかがでしょうか。起業家向けの公的資金制度は、市町村の自治体や民間組織が実施しているものなどさまざまな種類があります。

ご自分の商品制作や、新商品の開発などに力を入れるためにも、起業に必要だけれどもちょっと苦手なことは外注するなどの選択肢があるといいですよね。

困った時のために、資金調達にはどのような方法があるかだけでも調べておくといいかもしれません。

【参考記事】【アラフォー起業】失敗しないアラフォー女性起業のススメ。

5. 事業主になるという決意

最後に必要なのは、事業主になるという決意です。

この記事をご覧のハンドメイド作家さんでこれまでも商品でお金をいただくという行為には慣れている方もいらっしゃると思います。しかし、個人事業主になって稼ぐ!というのは、いままでと違った覚悟が必要です。

いままでの延長でなんとなく起業するのではなく、ご自分のハンドメイド作品を商品として、ビジネスにするんだ!という決意をきちんと固めていきましょう

起業するときによくある失敗原因としてあげられるのは「準備不足」です。ハンドメイド起業も、成功されている方はきちんとビジネスの基本ができている人ばかりです。ハンドメイド起業で成功したいとお考えの方は、きちんと必要な準備をしていきましょう。

起業準備に関する詳しいお話は、こちらの記事でお伝えしておりますので、よろしければこちらもご覧くださいね。

【参考記事】一人起業する!決意したときにチェックすべきことは?

ハンドメイド起業で開業届は必要?

ハンドメイド作家として起業するとき、前述したメリットを受けたい場合は、きちんと開業届を提出して開業する必要があります。

開業の方法は簡単です。「開業届を書いて、税務署に提出する」だけです。

確定申告すべき金額は副業なら20万円、本業なら48万円が基準となります。それ以下の収入の場合は余計な手間が増えるだけですが、起業して稼ぐつもりであれば、開業届は必須と言えるでしょう。

税務署に開業届を提出して個人事業主になり青色深刻申請書を提出すれば、確定申告のときに青色申告ができるようになります。メリットの部分でもお伝えしましたが、青色申告ができると、青色申告特別控除といって、きちんと帳簿をつけていれば65万円の特別控除を受けることができます。

趣味ではなく、事業としてやっていくと決めたら、開業届は必ず出すようにしましょう。

ハンドメイド商品を販売するオススメの方法

ハンドメイド商品を販売する方法は大きくわけて2つあります。対面で販売する直販と、webを使った販売方法です。すでにいくつかの方法で販売されている方もいらっしゃるかと思いますが、おさらいしていきましょう。

直販

まずはお客様に直接販売する方法です。

マルシェなどのイベント出店

まずハンドメイドイベントに出店する方法です。有名なビックイベントではデザインフェスタやハンドメイドマルシェ、それ以外にも全国各地で大小様々なハンドメイドイベントが行われています。一般的なイベントは、申し込みをして出店料を支払えば、どなたでも出店することが可能です。

イベントは大きなイベントほど出店料が高く、割り当てられる場所によってはそこまで売上が上がらないこともあるので、敬遠してしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかしイベントをきっかけに、新しいチャンスや客層がひろがる可能性はかなり高いといえます。特にビックイベントでは、新規のお客様だけでなく、企業の方やイベンターの方が自分たちが仕事で使いたい商品やお店をチェックしにきています。

うまくアピールできると、大口の仕事や別のイベント、特に一般参加ができないようなイベントなどに呼んでもらえる可能性もあり、次のチャンスにつながります。

とにかく名刺をたくさん配って、自分の商品を直接見てもらう!という意識で出店してみるのがいいかもしれませんね。

サロンや雑貨店での委託販売

次にサロンや雑貨店での委託販売です。最近はカフェに販売スペースを置いているようなお店も増えましたよね。また、◯センチ×◯センチなどの小さい単位でスペースを貸してくれる合同店舗兼ギャラリーなどもあります。

こちらは委託料を支払って商品をおいてもらう形式がほとんどです。委託料は月額いくら+売上の◯%など、その委託先によって違いがあります。

委託販売を検討するときは、委託料や手数料などのコスト面はもちろん、その店舗の客層が自分の作風と合っているかどうかなど様々な角度から検討するようにしましょう。

実際に商品を手にとって見てもらえる直販は、ハンドメイド作品の良さを伝える絶好の機会です。ハンドメイド商品には、インターネット上の文字や画像だけでは見落とされてしまう、「なんか良い!」という直感的ななにかがあることは間違いありません。

ご自分の商品はどこから見られても恥ずかしくない!むしろ手にとってじっくり見て欲しい!という方は、直販のイベントなどに積極的に参加してみてはいかがでしょうか。お客様にいい印象を持たれていれば、その場で買われなくてもあとでインターネット販売につながる可能性も高まります。

ネット販売

いまハンドメイド商品販売の主流となっているのが、インターネット通販による販売です。ハンドメイドの通販サイトはいろんな種類がありますが、ここでは3つご紹介いたします。

minne(ミンネ)

画像引用元:minne 公式HP

minneは、ハンドメイド作家さんはもちろん、一般の方の認知度も高い国内最大級のハンドメイドの通販サイトです。作家側もお客様側もとにかく会員登録数が多いことが特徴です。ハンドメイド作品を売ろう!買おう!と思った方は、とりあえずminneに登録、と思われる方も多いのではないでしょうか。

minneは子供向け商品が多く、子供服や入園、入学グッズなどの手作り代行のような形で販売されている方もいらっしゃいます。

作品数が多い分、よほど工夫しないと作品が埋もれてしまうこと、金額設定が全体的に安めなので、すでにファンがいるなどのブランディングができていない限りは、利益を出す金額設定が難しいという一面もあります。

とはいえサイトの利用者数は大きな魅力ですし、窓口のひとつとしてまずアカウントをもっていて損はないのではないでしょうか。

Creema

画像引用元:Creema 公式HP

Creemaもminneと同じく国内最大級のハンドメイド通販サイトです。クリエイター1人当たりの売上や作品単価が大手通販サイトのなかではナンバーワンといわれています。プロ志向の方が多く、運営側からもハンドメイド作品の価値を高めようという動きが見られるため、minneに比べると利益を出すための金額設定が可能なサイトです。

Creemaはサイトと連動した大規模イベントが多く企画、開催されているのが特徴の一つでもあります。常設ショップも運営されており、インターネットだけでなく直接商品を見て購入したいという方のニーズにも応えているサイトです。またファッション雑誌などと連携しているので、商品が雑誌掲載されるなど、チャンスが広がる可能性もあります。

ただ販売手数料が売上によって変動するため、売上によってはminneよりも販売手数料が高くなってしまうという一面もあります。

iichi

画像引用元:iichi公式 HP

iichiは規模が大きくないものの、他のサイトに比べるとプロ作家が多く、4割以上がハンドメイドを本業としています。品質にこだわったプロの商品が多く見られる点が特徴的なサイトです。

さらにiichiで特徴的なのは「繋ぎ手」といって、お店やギャラリーなどの小売店も販売に参入できることです。そして「作り手」「繋ぎ手」「使い手」の三者のつながりを広げるサービスを提供しているため、ギャラリーの方などと繋がるチャンスもあります。

カスタマーサポートが充実しており、作家の仕事を支援することを大切にしているため、作り手としてはとても使いやすいサイトではないでしょうか。

作品のレベルが高いものが多く、作品の質やレベルに自信があれば、それ相応の金額設定が可能です。販売手数料は上記2つより少し高めですが、使い方によってはそれを上回るメリットがあるサイトではないでしょうか。

メイドインジャパンのハンドメイド作品は海外での評価も高く、ビックイベントでは海外からのハンドメイド作品目当てのお客様もかなり多い印象です。今回紹介したインターネットサイトは海外版のサイトを持っていたり、海外からの購入が可能になっていたりと、日本だけでなくアジア、世界に活動の幅を広げられるように作られています

日本だけでなく、いずれ海外に販売することも視野に入れて起業計画を立ててもいいかもしれませんね。

【オススメ】情報発信はブログがオススメ

ハンドメイドで起業しようと考えている方は、あなたの世界観を表すためにもホームページの作成が必須といえます。とはいえ、いきなり立派なホームページを作成するのはちょっとハードルが…と思われる方もいらっしゃいますよね。そんな方に、情報発信の方法としてまずはブログから始めることをオススメします。

ブログのメリット

ブログは操作がそこまで難しくないため、パソコンが苦手な方や不慣れな方でも、無理なくはじめることができます。ブログを書いているうちにパソコンのスキルも上がっていくので、やればやるほど運用が楽になっていくという点も良いところです。また、誰でもいつでも始められる気軽さがあり、ご自身のペースで進めていくことができます

そしてブログは、ブログだけでホームページと同じような役割を果たすことができます。ホームページ作成よりコストをかけずに運用でき、ブログ内容を充実させていけばホームページと同じようにあなたの「営業窓口」となり「財産」になります。

ブログ集客につながる書き方

ブログ集客で特に重要なことはまず、「コンセプトをしっかりもつ」ことです。そして、お店のコンセプトをしっかりとお客様に伝えらえるような「テーマ」や「方向性」を定めて、計画的に記事を書いていくことがポイントです。

次に「ターゲットを決める」ことです。ブログを書く上で、どのような読者を対象とするかということは重要です。ブログを見てもらいたいお客様はどのようなキーワードを使って、あなたのサービスを検索しているのか?をリサーチすることは、ブログを運用していく上で必ず役に立ちます。

直販で委託やイベント出店した場合、ブログやホームページなどで窓口を作っておくことはほとんど必須と言えます。イベントなどでは、企業の方やイベンターの方などに興味を持ってもらえた場合、必ずといっていいほど「ホームページありますか?」と聞かれるためです。

さらに委託の場合、自分はその場にいないことがほとんどですので、興味をもったお客様がホームページを見てくださったときに、作品への想いや商品のアピールができているとそこから購入につながる可能性も高まります。

ホームページやブログは、ハンドメイド起業においては必要不可欠な要素といっても過言ではありません。

いきなりホームページをつくるのは難しい…という方は是非、ブログから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考記事】ブログの集客につながる書き方を徹底解説【初心者向け/40代、50代で起業/二人三脚web構築スクール】

女性起業家の成功事例

二人三脚web構築スクール受講生 折り紙講師 馬場園 様

折り紙講師の馬場園さんは、もともと介護福祉士として働いており、ビジネスは全くの初めてでした。パソコンも苦手で、講座に入って購入するところからのスタートでした。

しかし二人三脚web構築スクールを受講し、初めてブログ構築とInstagram投稿で、折り紙講師としての地位を確立。イベントのオファーや公共団体からの依頼も受け、セミナーの開催ができるようになりました。

二人三脚web構築スクール受講生 元・秋田県職員 非公認親善大使 「犬っこ」製作&販売 山脇 様

元秋田県職員で非公認親善大使の山脇さんは現在、秋田犬のキャラクターグッズ「犬っこ」の企画・卸販売を行っています。

山脇さんは、犬っこの認知度向上やグッズの取り扱い先の紹介を、秋田の魅力とともに発信したいという強い思いを持っていました。

インターネットを通じて情報発信を試みましたが、当初はかなり困難な状況でした。山脇さんはホームページどころか、ブログやFacebookでさえ経験もなく、設定の仕方すらわからず、ビジネスはすぐに手詰まりとなってしまったそうです。

しかし二人三脚web構築スクールを受講すると、すぐにブログやFacebookの投稿を通じて、自分で情報発信ができるようになりました。一般的な講座では、受講者が学んだことを参考に、自分で実践していくスタイルが主流です。それに対しこの講座では、ブログやFacebookの投稿、メルマガの方法、さらにはアカウントの取得や設定の仕方から始まり、記事の書き方や媒体同士の連携の仕方まで、二人三脚で受講者に寄り添い、懇切丁寧に教えています

山脇さんは受講を通じて、実際に自分のパソコンで作業をしながら、記事を公開できるようになりました。SNSも駆使できるようになり、商品の取り扱い先開拓や販売促進にも繋がり、無事ビジネスを立ち上げることができたのです。

パソコンをもっと自由に使いこなして起業したい、集客したい方へ

ここまでこの記事をお読みいただきましてありがとうございます。「パソコンをもっと自由に使いこなして起業したい、集客したい」と思いのあなたへ。「超★起業準備14のSTEP動画」を無料プレゼントしております。

この動画では、本当に起業が初めての方がどのようなステップを踏めばいいのか?について解説しています。

かくいう私も、起業するときはいろいろ困ったことがあります。「どうやって屋号って決めたら良いのだろう?」「開業届を出すためにどんな準備をしておけばよいのか?」などです。

そして本記事でも紹介した通り、ブログやSNSで闇雲に情報発信をしたからといって集客できるというものでもありません。

そのあたりも含めて「超★起業準備14のSTEP動画」と題して撮影しました。

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【まとめ】ハンドメイド起業について

今回は、ハンドメイド起業を成功させるためのポイントについてお伝えしてきました。最後に今回お伝えした内容をまとめます。

ハンドメイド作家が起業するメリット・デメリット

ハンドメイド作家が起業するメリット・デメリットについてお伝えしました。

メリット

  • 税金面でさまざまな優遇を受けられる。
  • 個人名よりも信用が高い。
  • 卸売業者との取引がスムーズに。

デメリット

  • 将来の収入が約束されていない。
  • ハンドメイド以外の業務も行う必要がある。

ハンドメイドで稼ぐための3つのポイント

ハンドメイド起業で稼ぐための3つのポイントについてお伝えしました。

  • 自分の強みを知る
  • 競合する作家について研究する
  • 流行やニーズを知る

起業する前に準備しておくこと

起業前に準備しておくべきことについてお伝えしました。

  • 市場(商品)リサーチ
  • ビジネスに関する勉強をする
  • webサイトを作る
  • 起業資金の調達方法を知る
  • 事業主になるという決意

今回はハンドメイド起業を考えている方に向けて、起業で成功するためにはどのような準備をしたらいいかなどについてお伝えしてきました。

ハンドメイド起業は趣味の延長で考えてしまうと、成功に繋がりにくくなってしまいます。

「ビジネスを立ち上げる!」という意識をもつことがとても重要ですので、この記事をご覧になってあなたの将来について具体的に考えるきっかけになってくださったら幸いです。

ハンドメイド起業はひとりで行うことも多いと思います。一人起業家にオススメの記事も書いておりますので、よろしければこちらも合わせてご覧くださいね。

【参考記事】一人起業する!決意したときにチェックすべきことは?