「ブログやSNSの情報発信で書くことがなくなってしまった……」
「新しいネタを探し続けるのが大変……」
ブログやSNSの情報発信でのネタ切れに関する悩みは、とても多く、新しいネタが出てこなくて、ブログやSNSの更新が止まってしまう人はたくさんいます。
そこで今回は、ブログやSNSで情報発信をされる起業家、起業準備中の方に向けて、ツールなども紹介しながらネタに困らなくなるコツをお伝えします。
【この記事のポイント】
- 効率よくネタをストックできる方法がわかる
- 見込み客が日々悩んでいることを把握できるようになる
- 見込み客が探している答えを的確に書くことができる
- ブログを書くことが楽しくなる
【コツ①】日頃からアンテナを貼ってブログやSNSネタをストックする
別の記事でもお伝えしていますが、ブログやSNSのネタになるような情報をキャッチできるように、アンテナを立てておくことが大切です。
「ずっとブログやSNSのことを考え続けてください」ということではなく、ちょっとだけ意識を向けるだけで問題ありません。
そして必要な情報が入ったら、スマホでも小さなメモ帳でも良いので、簡単にメモをしておきます。
そうすることで、メモしたことから連想して、アイディアが浮かぶようになってきます。
では、具体的にどうすれば良いかをお伝えしておきます。
必要な情報は実はたくさん転がっている
ちょっとだけアンテナを貼るだけでも、実はいろんなところで必要な情報が転がっていることを本当に実感できます。
例えば……
- 家族や友人との会話
- 仕事の打合せ
- テレビ、雑誌などのメディアの情報
- 何気なく見ていたYou Tubeなどの動画
- SNSの投稿(インスタ、Facebook、Twitter、Clubhouseなど)
- セミナーに参加して学んだこと
これらは起業家にとってはネタの宝庫です。いつもよりアンテナを貼っておくことで、ネタが浮かぶようになってきます。
仕事中など、その場でメモを取ることができなくても、空いたタイミングで、忘れないうちにメモをすることでネタをストックできます。
キーワード検索については後述しますが、最初はキーワードを考えなくても大丈夫です。
単語一つ、箇条書きで構わないので、とにかく頭の中で思いついたことを自由にメモしていきましょう。
メモから連想してネタが増えていく
メモしたことは、電車の中でも良いので、後で見返すようにしましょう。
そうすることで、メモしたことから連想してネタが増えていくことがあります。
例えばダイエットで何かネタを書こうと思いついたとします。
ダイエットでも様々なテーマがあるので、次のような言葉も連想して浮かんでくることがあります。
もう一例出すと、クライアントを売上UPさせるコンサルタントの方であれば、
このように、一つの単語から派生して、いろいろな単語が浮かんできて、思わぬアイディアとなることがあります。
「浮かんだこと全部書きましょう」ということではなく、浮かんできた単語で、「これは絶対に伝えたい」ということを優先しましょう。
「こんなこと書いて大丈夫かな?」という思い込みを外す
ブログやSNSのネタを考えている段階では、「こんなこと書いて大丈夫かな……」という気持ちは捨ててしまって構いません。
ブログやSNSが書けなくなる大きな要因のひとつに、「こんなふうに思われたらどうしよう……」と、他人の目をつい気にしてしまうことがあります。
もちろん、自分の知識や技術ではないのに、あたかも自分の技術であるかのように書いたり、他人を一方的に否定・批判したりする内容を書いてはいけません。
しかし、ブログやSNSを発信する手が止まっている人の悩みを聞いていると、「もっと発信できるのにもったいないなぁ~」と思うようなことが大半です。(しかも全然ターゲットにならない人の目を気にしている人も多いです……)
せっかく人に共感されるような想いや、役に立つ情報を提供できるのに、躊躇しないようにしましょう。
とにかく、「これは伝えたい!」と直感的に思いついたことは、どんどんメモしてください。
【コツ②】効率よく見込み客が検索するキーワードをリサーチする
ストックしたネタをもとに、今度は
「見込み客がどんな悩みを解決したくて、どんな言葉を使って、あなたのサービスを探しているか?」
を実際にリサーチしてみましょう。
要はキーワード検索をしていくのですが、「自分だったら見込み客の悩みにこう答える」ということを考えながら検索してみてください。
また、キーワード検索は、大まかに実際にGoogleで検索してみる方法と、気軽に使えるツールを活用する方法があります。
この記事では、パソコンが苦手な人でも気軽に使える代表的な方法を紹介します。
Googleの検索ならシークレットモード
まずは、実際にGoogleの検索画面を使う方法についてお伝えします。
どうやってキーワードを検索しているかというと、多くの方は「普通にGoogle検索をしている」と答えるでしょう。
しかし、ここで注意したいのは、Googleの検索結果は、人によって変わってくること。
これをパーソナライズド検索と言いますが、あなたが見る検索順位と、他の人が見る検索順位は同じではありません。
リサーチするなら、パーソナライズド検索の機能を省いた、正確な平均検索順位で検索したいもの。
それができるのが、Google Chromeで使える「シークレットモード」という、上図の真っ黒な画面が出てくるブラウザです。
起動の方法はとても簡単で、次の2つの方法で簡単に開くことができます。
①ショートカットキーを使う方法
Windows:[Ctrl]+[Shift]+[N]キーを押す
Mac:「⌘」+[Shift]+[N]キーを押す
②マウスを使って操作する方法
Google Chromeの右上の、「…」を縦にしたアイコンをクリックして、「シークレットウィンドウを開く」をクリックする。
とても簡単に使えますので、これからブログを書くためにキーワードリサーチをする際はシークレットモードを使うようにしましょう。
さて、ここからは起業初心者の方やブログ構築が初めての方にとっては応用編となります。
この記事では「ブログやSNSのネタ切れ」を解消する方法がテーマですから、基本となる商品やサービスの構築があってこその、追加発信に使えるツールのご紹介とお考え下さい。
私が主宰する二人三脚web構築スクールの中でも、ある程度の記事数が書けている方にお勧めしているのが以下のツールのご紹介です。
間違って欲しくないのは、ツールに頼ってしまい、実際のお客様・見込み客の声を聴く事、反映する事を忘れてしまう事です。
また、キーワードばかりに頼ってしまいますと、「あなたらしさ」がなくなってしまい、違和感のある記事になってしまうことにもありますから注意して使いましょう。
キーワードを効率よくリサーチ「ラッコキーワード」(旧関連キーワード取得ツール)
効率よくキーワードリサーチができるツールの代表的なものが「ラッコキーワード」です。
以前は「関連キーワード取得ツール」と呼ばれていたものです。
Googleサジェスト=ユーザーが頻繁に検索するキーワード
Googleの検索窓にキーワードを入力すると、下に「ユーザーが頻繁に検索している複合キーワード」が出てきます。
これをGoogleサジェスト機能と言いますが、キーワードを検索するときは、Googleサジェストで出てくるキーワードをリサーチしてください。
なぜなら、サジェストで出てくるキーワードは、ユーザーが実際に検索している言葉であるため、ニーズが高いためです。
なお、上のようにキーワードを2~3個打ち込めば、検索ボリュームの大きいキーワードであれば、さらに細分化したキーワードが表示されます。
「ラッコキーワード」でユーザーが検索しているキーワードを一括表示
ラッコキーワードは、「サジェストで表示されるキーワード=実際に検索されているキーワード」を一括して調べられるツールです。
例えば「ダイエット」というキーワードで見てみましょう。そうすると、「ダイエット 〇〇」というキーワードが一括して出てくるのがわかります。
ただ、ダイエットに関連したキーワードはたくさんあるので、一度に調べるのは大変です。
その場合、例えば「ダイエット中の食事についてブログを書きたい」と思ったら、「ダイエット 食事」で検索してみましょう。
そうすると、今度は「ダイエット 食事 〇〇」でキーワード一覧が出てきます。その中で、ブログネタに近いキーワードを選んで、Google検索の上位記事をリサーチしてみましょう。
ラッコキーワードは、各キーワードをクリックすると、別タブでGoogleの検索結果が表示されます。
「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」の検索結果も一括して出てくる
ラッコキーワードでは、Googleサジェストの一覧だけでなく、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」の検索結果も出てきます。
後述しますが、ブログのネタを考えるうえで、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」も重宝するので便利です。
ぜひ、活用してみてください。「自分だったら、こう答えるのに」という質問がいくつか出てきます。
検索上位記事の見出し一覧が抽出できる「ラッコツールズ」
キーワードリサーチでは、「このキーワードで検索してきた人が、どういう悩みを持って、どんな答えを求めているか」を知るには大切なこと。
ただ、Googleの検索結果の上位記事をいくつかじっくり読むのも良いですが、リサーチする記事のタイトルや見出しを見るだけでも内容を把握できます。
そんなとき、上位記事の見出し一覧を抽出して効率的にチェックできるのが、ラッコツールズの「見出し(hタグ)抽出」機能です。
見出しを一括して抽出するメリット
ラッコツールズの「見出し(hタグ)抽出」を活用することには、次のメリットがあります。
- 検索してきた人の悩みやニーズを効率的に把握できる
- 「この見出しだったら私はこう答える」というネタを効率的に探しやすい
- 他サイトの内容と重複しないか効率的にチェックできる
これは、本屋に行って興味のある本を見つけたら、目次だけ見てだいたいの内容にあたりを付けるのと一緒と考えて良いでしょう。
「ラッコツールズ」の使い方
①ラッコツールズのトップページで「見出し(hタグ)抽出」を選択します。
②h1~h4を選択します。
なお、h1は記事タイトル、h2~h4は見出しのことで、h2⇒大見出し、h3⇒小見出し、h4⇒孫見出しという理解でOKです。(番号が若いほど上位階層)
③検索キーワードを入力します。
④「検索上位サイトから抽出」をクリックします。
⑤少し待つと、上位記事の記事タイトルと見出し一覧が出てくる。
⑥CSVデータをダウンロードすることも可能です。保存したい方はダウンロードしましょう。
検索ボリュームを調べるならUbersuggest
検索ボリュームとは、キーワードがGoogleなどで検索された回数のことですが、検索ボリュームを把握できる代表例がキーワードプランナーです。
しかし、キーワードプランナーは基本的にGoogle広告に出稿するための有料ツールで、キーワードリサーチだけのために利用するには敷居が高いです。
キーワードプランナーは無料版もありますが、検索ボリュームが100~1000、1万~10万など曖昧な数字しか出てきません。
そこで、検索ボリュームを把握する上でお勧めしたいのがUbersuggestです。
Ubersuggestの有料版と無料版の違い
Ubersuggestも有料版(月2,999円~)と無料版がありますが、どちらも検索ボリュームが590、210など10の位まで知ることができます。
有料版と無料版の大きな違いは1日の利用に回数制限、機能制限が設けられていることです。
しかし、検索ボリュームを調べるくらいなら、機能制限に不便は感じません。
不便を感じるなら、1日の利用に回数制限があることです。
しかし、書きたいキーワードの検索ボリュームを調べることや、キーワードプランナーの代わりに使いたい場合は無料でもお勧めします。
検索ボリュームとSEO難易度の関係
なお、検索ボリュームは大きければ大きいほど良いというわけでなく、Googleで検索上位に表示されることが難しくなります(SEO難易度と言います)。
検索ボリューム | 検索する人の数 | 上位表示(SEO難易度) |
大きい | 多い | 難しい |
小さい | 少ない | 簡単 |
つまり、検索ボリュームがあまりに大きいと、検索する人の数は多いですが、一生懸命ブログを書いてもGoogleの検索上位に表示されにくくなります。
一方で検索ボリュームがあまりに小さいと、Googleの検索上位には表示されやすいですが、検索する人は少なくなります。
そのさじ加減は難しいところがありますが、まずは検索ボリュームがおおよそ3~4桁(100~9990)の範囲であれば、書いてしまって大丈夫です。
また、見込み客にどうしても伝えたいことであれば、この範囲外であっても構いません。
検索ボリュームの数やSEO難易度にこだわるあまり、ブログが書けなくなれば本末転倒です。
検索ボリュームは、あくまで参考までに捉えておきましょう。
Ubersuggestの使い方
Ubersuggestでの検索ボリュームの調べ方はすごく簡単で、トップページの検索窓にキーワードを入力するだけでOKです。
①キーワードを入力
②言語は日本語を選択
③検索ボタンを押す
上図の赤枠で囲った箇所が検索ボリュームになります。
【おすすめ!】お客様の悩みを検索するなら「Yahoo!知恵袋」
最後に、SEO対策のツールではありませんが、Yahoo!知恵袋も紹介します。
Yahoo!知恵袋と言えば、あらゆるジャンルにおいて、悩んでいることや相談事、わからない点を質問して、みんなで回答するQ&Aサイト。
回答内容は信憑性が欠けることも少なくないですが、ブログネタを考えるうえで、とても参考になるのが質問内容です。
キーワードを入力して悩み検索することで、あなたのお客様の悩みを効率よくリサーチできます。
あとは、「自分だったらどう回答するか」をブログで書いていけば良いのです。
基本は、調べたいキーワードを打ち込んで質問をリサーチすれば良いのですが、できれば「条件指定」することをおすすめします。
上図の赤枠のなかの「条件指定」をクリックしてください。
①キーワードを入力
②対象は「質問のみ」を選択
③期間を入力する
②で対象を「質問のみ」とするのは、回答にキーワードを含んでいる必要がないためです。
③の期間を指定するのは、必ずしも必要ではないのですが、コロナ以降、人の価値観が大きく変わっています。
そのため、場合によってはコロナ以降の時期に出てきた質問を抽出した方が、お客様が求めている情報を引き出しやすいことがあります。
検索してみて、質問の数が多ければ、まずはコロナ以降の質問に絞ってリサーチしてみると良いでしょう。
【まとめ】ブログのネタは自分の周りにたくさん転がっている
以上、ブログのネタ切れを解決して、楽しく更新するためのコツを、大きく2つに分けてお伝えしました。
①日頃からアンテナを貼っておく
- 家族や友人との会話、仕事の打合せ、テレビ、SNS、参加したセミナーなどでネタをつかむ
- 思いついたネタを簡単にメモして、連想してネタを増やしていく
- 「こんなこと書いて大丈夫かな?」という思い込みを外す
②キーワードリサーチする
以下のツールを使いながら、「自分だったらどう回答するか」という視点でリサーチする
- シークレットモード
- ラッコキーワード
- ラッコツールズ
- Ubersuggest
- Yahoo!知恵袋
ぜひ、今回お伝えしたことを参考にして、「書くことがない」という不安から解放され、楽しくブログを更新していただければ幸いです!
その他、ブログを書き続けるコツについては、こちらの記事も参考になります。
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