「個人で起業を考えているけどパソコンやIT、AIが苦手だと無理なの?」
「パソコンとかAIといったことが苦手だと起業しても成功できないのかなぁ。」

・・・自分でやりたい仕事があるけれどパソコンやITが苦手なために、ひとり起業や副業に不安を抱えている状態ですね。

パソコンが使えたほうが有利というだけで、パソコンが苦手でも、自分のやりたいことで起業して成功している人はたくさんいます。
絶対にパソコンでなければできない業務というのは、実はそんなに多くはないのです。

しかし、起業初期や起業してから以降も、パソコンでしか行えない業務は出てきますし、少ない資金でひとり起業を始める事を考えているなら、パソコンが使えないのは正直、痛いです。苦手だからと言ってパソコンを使う業務をすべて避けて通ることができないのも事実です。

そこでこの記事では、「パソコンは苦手だけど、webを使って起業したい。独立起業してやりたいことがある。」というあなたのため、起業時や起業後にも必要になるパソコン業務、外注した場合の相場などをまとめてご紹介します。

この記事を読めばわかること
✅起業時や起業後に必要なパソコン業務を知ることができる


✅パソコンが苦手でも起業を成功させる方法を知ることができる


✅タイプ別「パソコン苦手意識」の対策を知ることができる

この記事を読むことで、漠然としたパソコンへの苦手意識を少しでも減らし、自分のやりたいことで起業するための一歩を踏み出すことができます。

1.起業の前後で必要な業務とパソコンの重要度

起業するための準備段階と、実際に起業してから、どんな場面でどれくらいパソコンを使うことが必要になるのかを確認しましょう。

スマホやタブレットで代用したり、手書きなど昔ながらの方法ではできないのか、一覧にまとめましたのでご確認ください。

起業の前後で必要な業務
業務内容パソコンスマホ・タブレット手書きまたはオフライン
事業計画書を作る✖️
ブログ/ホームページを作る✖️
SNSで発信する✖️
広告物を作る
メールを送る✖️
顧客管理をする
顔を見て話をする
確定申告をする

ご覧いただいたように、起業前後で発生する業務は、必ずパソコンでないとできないものではないことがお分かりいただけると思います。

とはいえ、パソコンの方がよりやりやすかったり、向いていたりするものが多いのも事実です。

それぞれどんなことをするのか、どんな部分でパソコンが必要になるのかを、詳しく説明していきましょう。

1-1.事業計画書を作る

事業計画書を作る
パソコンスマホ・タブレット手書き
✖️

事業計画書とは、ビジネスの内容や戦略、収益の見込みなどを内外に説明するための資料です。

書き方に決まったフォーマットはありませんが、主に以下の内容を書き記します。

・ビジョン、理念、目的
・事業内容
・創業者や創業メンバーのプロフィール
・サービスや商品の強み、特徴
・市場環境や競合分析
・販売、マーケティングの戦略
・生産方法や仕入先など
・売上に関する計画
・利益に関する計画
・資金調達に関する計画

事業計画書は、本来的には資金調達のために第三者に見せて説明するものなので、初期投資の比較的少ない個人事業主や副業では、特別に堅苦しく作成する必要はありません。

実際に、事業計画書がないままビジネスを始めている人もたくさんいます。

しかし、漠然と思い描いている商品やサービスのターゲットを明確にし、ビジネスを成功に繋げようという意欲がある人であれば、どんなビジネスであっても起業前に書いておいた方が良いものです。

手書きでももちろん事業計画書の作成はできますが、加筆・修正・削除など、調査したものをまとめたり編集したりするには、パソコンで作成する方が圧倒的に時間が短縮できます。

たとえば、インターネットで調査して得た情報を手書きでノートや手帳に写すより、インターネットを見ているその端末にコピーをしてまとめて残した方が早いことは、お分かりになると思います。

また、細かい数字などの入力を行うのに、スマホのような小さな画面では全体の俯瞰もできず、ミスも多くなってしまいます。

事業計画書の作成自体は手書きでもできるものですが、パソコンを使う方が時間をかけずに行うことができるため、よりパソコン業務に向いていると言えます。

アイデアが浮かばない・・・という場合は、スマホで使えるChatGPTを活用したAIアプリなどで

ヒントをもらいながら準備するのも良いと思います。

1-2.ブログ/ホームページを作る

ブログ/ホームページを作る
パソコンスマホ・タブレット手書き
✖️

最初はSNSだけでも情報発信、集客をスタートさせることはできます。

ですが、業種にもよりますが、最終的にはブログ/ホームページの作成は集客に不可欠と言えます。

サロンなどの店舗型ビジネスでも、オンラインショップでも、コーチやカウンセラーといった職種でも、

あなたのビジネスの内容や実績を伝えて理解を促し、選んでもらうために欠かせないものです。

作ったブログ/ホームページは見る側のタイミングで見られるため、

自分がほかのことをしている間にも、お客様を説得したり呼び込んだりすることもできます。

このブログ/ホームページを作ることは、残念ながら手書きでは絶対にできません。

パソコンであれば、無料のブログ/ホームページ作成ツールを使って自分で作ることができます。

中にはスマホやタブレットでの作成に対応しているものもあるため、最初は使いやすいものを選ぶことも可能です。

ですが、使い勝手を考えれば、やはり最初からパソコンを使うことをお勧めします。

たくさんのお客様を得て起業を成功させるためには、ブログ/ホームページ作りは避けて通ることのできない業務と心得てください。

1-3.SNSで発信する

SNSで発信する
パソコンスマホ・タブレット手書き
✖️

SNSでの発信は、あなたのビジネスを知らない人に、あなたのビジネスの存在を知らせるのに効果的です。

SNSで情報を発信したり収集したりする人のほとんどが、スマホやタブレットを使用していることもあり、パソコンで行うよりもスマホの方が操作性に優れています。

特に起業段階では、その前後で日常的に情報を発信することで注目度を上げ、あなたのお客様になってくれる人と出会う機会を増やすため、積極的に活用することになります。

どのSNSを使ったら良いか?は、あなたの商品・サービス、性格にもよります。SNSは流行りがあり、その時々のトレンドや拡散しやすい投稿を捉える必要があることは覚えておきましょう!

1-4.広告物を作る

広告物を作る
パソコンスマホ・タブレット手書き

最初に、広告物をつくるといっても、起業初心者の段階で大きな経費(広告費)をかけて広告を出す必要はありません。

ブログやSNSなどの無料媒体で、広告物を発信していくものと理解してください。

広告物とは、集客バナー(画像)や集客コンテンツ(内容・中身)といった集客するのに必要な「素材」と考えてください。

その広告物ですが、紙媒体のものとインターネット上の電子媒体のものがあります。

店舗を持っているなどで、主に店舗周辺の住民を集客する場合には、紙のチラシなどを作成します。

web集客しなきゃ!と偏った考えではなく、自分に合ったものを最優先して集客活動をすることが大切です。

業種にもよりますが、紙のチラシは手書きでもまったく構いませんし、むしろ美容系サロンや整体院などお客様の体に触れる職種では、あなたの人柄を伝えるのに役立ちます。

一方、インターネットを使っての物販業や、講師、コーチやカウンセラー、セラピストといった職種であれば、
地域に関係なく多くの人に見てもらうため、紙媒体ではなくインターネットに上げる広告物を作成します。

クリックすることで自社webページに飛ぶためのボタンを作ったり、問い合わせフォーマットを設置したり、動画を活用したりと、インターネット上の広告物は、手書きでは決して作れません。

専用の作成ツールを使えばパソコンで作ることができますが、中にはスマホやタブレットでの作成や修正に対応しているものもあるため、

上手に選べばパソコンでなくても広告物の作成自体は可能です。(2024年1月現在では)Canva(キャンバ)で素材をつくると便利です。

あなたのビジネスをより多くの人に理解してもらうため、どんな方法を取るにしても、広告物の作成は必ず行います。

1-5.メールを送る

メールを送る
パソコンスマホ・タブレット手書き
✖️

お客様との連絡や、お客様になってくれるかもしれない人とのコミュニケーションとして、メールを送ります。

普段、家族や友人との連絡に使っているという方も多いかもしれませんが、

ビジネスで使う場合には、文書を添付したり複数人数に配信したり、定期配信の設定をしたりと、プライベートではあまり使わない機能を使ってメールを送る機会が増えます。

ビジネスツールとしてお勧めしたいのが、メールマガジン(メルマガ)LINE公式です。web集客を本格的に進めていく段階になったら、導入するようにしましょう!

受信したものを確認するだけであればスマホやタブレットでも十分ですが、

ビジネスでメールを使う場合は、いろいろな機能を使いこなす必要性が出てくるため、パソコンの方が便利であると言えます。

1-6.顧客管理をする

顧客管理をする
パソコンスマホ・タブレット手書き

顧客管理とは、お客様に関する情報を一元管理することです。

管理する情報には、主に以下のようなものがあります。

個人情報(住所、年齢、性別、職業等
購入した商品やサービス
購入のきっかけ
支払い状況
購入頻度
購入額

これらの情報を記録しておくことで、お客様の好みや共通性、どんなプロモーションが効果的だったのかなどを俯瞰して見ることができます。

お客様や見込み客が増えたり、商品やサービスが増えたりなど、ビジネスを成長させて成功に繋げるためには欠かせないものです。

個人事業などで始める小さなビジネスでは、最初のうちはエクセルというソフトを使って情報をまとめます。

このエクセルというソフトを使うと、まとめた情報を並べ替えたり、グラフにして比較して見たりすることができるため、ビジネスをする上でのヒントを得やすくなります。

ノートなどに手書きで情報をまとめておくことも不可能ではないですが、

ビジネスの成長や成功を考えているのであれば、手書きでの管理は近い将来、追いつかなくなることが明白です。

web集客を本格的に進めていく段階になりましたら、顧客管理ができるメルマガシステムを導入することも考えてください。

1-7.顔を見て話をする

顔を見て話をする
パソコンスマホ・タブレット手書き

ビジネスを始めると、お客様だけでなく多くの協力者と、顔を見て話をする機会が増えます。

顔を見て話をするのには、ネットを使うものとネットを使わないものがあり、以下のように使い分けます。

ネット上で顔を合わせる:
オンライン・ミーティング

同じ空間で顔を合わせる:
オフライン・ミーティング

同じ空間で直接顔を合わせ、資料を見ながら話をするのはもちろん一番丁寧な方法ですが、

感染症の予防や打ち合わせ場所までのお互いの移動時間を考えると、オンライン・ミーティングを取り入れることも選択肢に入れておきたいものです。

特に、起業前後の限られた時間で大量の業務をこなしていく中で、オンライン・ミーティングは効率を上げてくれる非常に大切な手段です。

また、コーチやカウンセラーなどの職種では、オンラインを活用することで日本だけでなく世界中にお客様を持つことができますし、

一度に複数のお客様と話をすることもできます。

スマホやタブレットでもオンライン・ミーティングはできますが、

これはどちらかというと主催者よりは参加者が使うものと考えておいた方が良いでしょう。

用意した資料を見せたり、複数人数を対象にしたセミナー等を開催する側の立場では、パソコンでないとできないことの方が多いです。

1-8.確定申告をする

確定申告をする
パソコンスマホ・タブレット手書き

起業や副業をして給与以外で収入を得る場合、確定申告をして税金を支払う必要があります。

確定申告とは、その年の所得を計算して申告し、税金を納めるための一連の手続きのことです。

一年間の収入と、その収入を得るためにかかった経費を算出し、所定の様式に従って所得額を確定することで、納めるべき税金の額が決定します。

計算して記入することはもちろん手書きでもできますし、パソコンがなかった頃はすべて手書きで行ってきたことなので、時間をかければだれにでもできることです。

しかし、計算時間の短縮や、銀行口座およびクレジットカードとの連携ができる会計ソフトを使うことで、この作業にかかる時間と労力の大幅な削減をすることができます。

スマホやタブレットで確定申告にかかるすべての作業をアプリで行うこともできますが、スマホの場合は画面が小さいため、細かい数字の入力や訂正、一覧の確認などの作業には向いていません。

売り上げ規模が大きくなっていく段階で、インボイス制度の導入・登録や税理士さんとの契約も検討していきましょう。

2.パソコンの苦手な人が起業を成功させる方法

パソコンが苦手な人でも、起業を成功させることは十分に可能です。

パソコンは「いろいろなことができる文房具」とも言え、あくまでも道具のひとつにすぎないからです。

とはいえ、起業を成功させるには、パソコンを使った業務を効率的に進め、スピードアップを図って早めに軌道に乗せたいところです。

パソコンの苦手な人が起業を成功させるには、主に以下の4つの方法があります。

パソコンの苦手な人が起業を成功させる方法
方法メリットデメリット
マンツーマンの
web系起業支援
・パソコン操作だけでなく起業についても個別に質問ができる

・状況に合わせてマイペースでweb集客のスキルを身につけられる

・費用がかかる
パソコン業務を外注・苦手な業務だけ依頼できる・業者の比較検討が必要になる

・外注する業務が多いと、それぞれの担当者との打ち合わせや調整が必要になる

パソコン業務の
専任者を雇用
・パソコン業務の一切を任せられる・雇用契約が必要

・毎月まとまった額の支払いが生じる

パソコン教室・自分自身にスキルがつく・時間がかかる

・web集客のスキルは身につかない。

それぞれどんな内容なのか、詳しく見ていきましょう。

2-1.マンツーマンのweb系起業支援を受ける

マンツーマンのweb系起業支援
メリットデメリット
・パソコン操作だけでなく起業についても個別に質問ができる

・状況に合わせてマイペースでweb集客のスキルを身につけられる

・費用がかかる

起業支援とは、起業を考えている人のために必要な情報を提供し、成功のためのさまざまな支援をしてくれる個人や団体を指します。

商工会議所などでも、複数人数を対象としたさまざまなセミナーや講座を提供していますが、

パソコンが苦手な人の場合、マンツーマンの起業支援を選んだ方が、起業を確実に成功に繋げる可能性が高まります。

複数人数むけの起業支援では、個別の内容を相談しにくかったり、それぞれの進度や状況が異なったりするため、

受講生の中には実際の起業にいたらないケースが多いのも実情です。

また、基本的に起業の相談をするところなので、起業準備の中で発生するパソコン業務や操作についての相談ができないところがほとんどです。

マンツーマンで、かつweb集客系に強い起業支援を提供しているところであれば、起業の相談からパソコン操作まで、個別に質問して回答を得ることができます。

「web集客」という意味で考えた場合、専門的に「売上」をあげる方法までを個別に総合的にサポートしてくれるところを選ぶと良いでしょう。

会社員の方からすれば高額に感じることも多いですが、回り道をせず、

最短最速で「パソコンが苦手だけれど起業を成功させたい」と考える人に、まずおすすめしたい方法です。

2-2.パソコン業務を外注する

パソコン業務を外注する
メリットデメリット
・苦手な業務だけ依頼できる・業者の比較検討が必要になる

・外注する業務が多いと、それぞれの担当者との打ち合わせや調整が必要になる

パソコン業務のうち、自分にはとてもできないと思う作業については、外注をすることができます。

検索エンジンで必要な業務の外注先企業を探すこともできますし、パソコン業務の得意な個人を見つけ、仕事単位で直接業務を依頼することもできます。

ただし、自分の意図を汲んでくれる外注先を選ぶには、相応の時間と労力がかかります。

また、それぞれに費用もかかりますので、何を外注するかをまず洗い出すことが大切になります。

パソコンにかかる業務を外注した場合の、おおよその相場は以下の通りです。

データ入力作業

データ入力作業の外注費相場時給1,500円〜2,200円程度

キーボード入力が得意でない場合、入力作業を外注することができます。

この場合の外注費用の相場は、時給換算で1,500円〜2,200円程度が目安です。

時給の幅は、1分間に入力できる文字数に関わってきます。およそ1分間に100文字前後が基準になります。

データ入力を依頼する場合は、事前にどれくらいの文書または文字量を外注するつもりなのかを把握しておく必要があります。

■webページ作成

webページ作成の外注費相場初期費用15〜300万円、管理更新費が別途かかる場合もある

webページの作成にかかる外注費用の相場は、15万円〜300万円と、かなり開きがあります。

これは大きく以下の3つの点で変わってくるものです。

・発注先(制作会社、広告代理店、個人)

・内容(デザイン性、オリジナルシステムの有無、動画のボリューム等)

・ページ数

また、内容を更新する場合に別途費用がかかる場合もあるため、毎日のように情報更新するものがある場合にはその分も考慮する必要があります。

webページの作成の外注で気をつけたいのは、知識がないために必要のない作業を提案されて追加してしまったり、

不要な作業に気づかず、指摘できずに、本来必要のない余計な費用を請求されてしまうパターンです。

外注先が悪いのではなく、提案を精査できないところがデメリットです。

実際、私の受講生さんでの事例でいえば、1分で終了する作業に毎月3万円のメンテナンス費用を支払っている状態でした。

動画編集

動画編集の外注費相場5分以内7,000円〜3万円、企画・撮影からの場合は15万円〜500万円

動画編集の外注相場は、分数あたりの単価で5分以内であれば7,000円〜3万円程度と、こちらも開きがあります。

この金額は、すでに撮影した動画素材について、適切な長さや理解度を上げるための字幕を付けるといった程度の作業です。

動画素材自体から撮影が必要な場合は、台本作成や演出などから必要になってくるため、最低でも10万円以上はかかると見積もっておいてください。

費用の開きは、大きく以下の3点によって変わってきます。

・発注先(制作会社、個人)
・内容(会社紹介、商品PR、インタビュー等)
・デザイン性(効果、CG等)

こちらも制作会社よりも個人に依頼した方が費用を安く抑えられますが、

相手のスケジュール次第では同じ人に継続的な発注を受けてもらえないことがあったり、毎回発注する相手が異なると、動画ごとの品質にバラつきが生じます。

2-3.パソコン業務の専任者を雇用する

パソコン業務の専任者を雇用する
メリットデメリット
・パソコン業務を任せられる・雇用契約が必要

・毎月まとまった額の支払いが生じる

・業務によって得意分野が分かれるので一切を任せられるわけではない。複数人の雇用が必要な場合がある。

パソコン業務の専任者を雇用することで、パソコン業務をある程度任せることができます。

webサイトを作成する知識と技術を持つwebデザイナーやコーダーであれば、基本的なソフトであれば扱える事が多いですし、いろいろな相談ができるため、心強いパートナーとなるでしょう。

気をつけたいのは、パソコン業務と言っても幅が広いので、一切を任せられるとは限りません。それぞれに専門分野というものがあります。

あなたが任せたい業務を依頼できるのかを確認する必要があります。

オールマイティーに任せられる人を雇用する場合は、それなりの費用が必要となります。

参考までに、webデザイナーを雇用する場合、最低でも時給で2,500円、年収で400万円ほどの見積もりが必要にるでしょう。

2-4.パソコン教室に通う

パソコン教室に通う
メリットデメリット
・自分自身にスキルがつく・習得に時間がかかる
・受講生のレベル次第で進度が変わる

・開校のタイミングが決まっている。

パソコンが扱えるようになるため、パソコン教室通ってスキルを身につけることで、自分である程度、好きなように作業ができるようになります。

商工会や自治体で開催しているパソコン教室を活用すれば、webデザインを習得することのできるものでも受講料を安価に抑えることができます。

ただし、安価なものは開催の頻度が少なかったり受講が抽選だったりと、こちらの思うタイミングで必ず受けられるものではありません。

また、実際に使えるスキルの習得には、一年以上かかることもあります。

注意したいポイントは、パソコン教室に通ってもweb集客のスキルが身につくわけではないということです。

パソコン操作ができたり、webデザインができても、web集客ができるわけではないことも抑えておきましょう。

ビジネスではスピードも非常に大切なため、「パソコンが苦手だから克服してから起業しよう」と考えるのは、あまりおすすめとは言えません。

3.「パソコンが苦手」の3つのタイプと対策

ひとまとめに「パソコンが苦手」と言っても、人によってその原因はさまざまです。

起業を目指しながらもパソコンに苦手意識を持っていて踏み出せない人は、主に以下の3つのタイプに分けることができます。

パソコン業務の専任者を雇用する
・情報発信ができない。・タイプ入力ができない。

・漠然と怖い。

人によってはひとつだけではなく、複数またはすべてだという方もいらっしゃいます。

まずはあなた自身がどのタイプに当てはまるのかをしっかりと見極め、原因と適切な対策を理解しましょう。

3-1.情報発信ができない

パソコンを持っていて、日常的にネットサーフィンをしたり、動画を見たり、情報収集を行うことまでできる人に意外に多いのがこのタイプです。

基本的なパソコン操作はできるし、パソコン操作で分からないことをパソコンを使って調べて解決することもできるのですが、

情報を発信する立場でパソコンを操作したことがないというだけで「パソコンが苦手」と思っているのです。

プログラミングや編集作業といった、特別に勉強の必要なことを知らないからといって、

パソコン全体に対して「機能をすべて使いこなせるわけではない=苦手」と思い込んでいることが多いのです。

日本人の多くが抱える英会話への苦手意識と同じようなものなので、落ち着いた環境で順を追って作業に当たれば、すぐに慣れて応用することもできるタイプです。

「情報発信ができない」タイプのおすすめの起業方法
・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務を外注する

このタイプの方は、自身のパソコンスキルの向上を図るより、起業に向けての準備の中で必要な部分だけ知識やスキルを身につけたり、

必要な箇所だけ外注して起業準備に集中する方が、起業後の成功に早く繋げることができます。

3-2.タイプ入力ができない

「タイプ入力ができない」タイプのおすすめの起業方法
・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務の専任者を雇用する

このタイプの方は、タイプ入力をあきらめて音声入力を中心に行うか、一定期間だけ集中してタイプ入力を練習してしまえば、あとは起業準備に専念することができます。

フリック入力も、初めて登場した時にはできなかった人がほとんどだったので、タイプ入力も思っているよりも早く上達するでしょう。

どうしても起業の期日が決まっていて間に合いそうにないという場合は、入力も含めたパソコン業務全般を任せてしまうのも手です。

3-3.漠然と怖い

「漠然と怖い」タイプのおすすめの起業方法
・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務の専任者を雇用する・パソコン教室に通う

このタイプの方は、タイミングが合えば地域の商工会や自治体で行なっている、単発の初心者向けパソコン教室を活用して、とりあえずパソコンに触れてみることをしてみても良いでしょう。

しかし、目的はあくまでも「起業」なので、スキルを習得することに時間をかけるのは避けた方が良いです。

パソコンのことについては一から教わりながら、起業準備を同時に進めることのできるマンツーマンのweb系起業支援を受けたり、

分からないままながら、一旦、信用のできる専任者にすべて任せてしまう選択肢もあります。

まとめ

今回は、「パソコンは苦手だけど起業してやりたいことがある」という方のために、

起業時や起業後にも必要になるパソコン業務を整理し、苦手意識のタイプ別に成功する起業方法をご紹介してきました。

起業の前後で必要になるパソコン業務と、スマホや手書きでの代替が可能かどうかの一覧を再掲します。

起業の前後で必要な業務
業務内容パソコンスマホ・タブレット手書きまたはオフライン
事業計画書を作る✖️
ホームページを作る✖️
SNSで発信する✖️
広告物を作る
メールを送る✖️
顧客管理をする
顔を見て話をする
確定申告をする

また、パソコンが苦手だと思う方が起業を成功させる方法として、以下の4つをご紹介しました。

パソコンの苦手な人が起業を成功させる方法
方法メリットデメリット
マンツーマンのweb系起業支援・パソコン操作だけでなく起業についても個別に質問ができる

・状況に合わせてマイペースでweb集客のスキルを身につけられる

・費用がかかる
パソコン業務を外注・苦手な業務だけ依頼できる・業者の比較検討が必要になる

・外注する業務が多いと、それぞれの担当者との打ち合わせや調整が必要になる

パソコン業務の専任者を雇用・パソコン業務の一切を任せられる・雇用契約が必要

・毎月まとまった額の支払いが生じる

パソコン教室・自分自身にスキルがつく・時間がかかる

・web集客のスキルは身につかない。

そして「パソコンが苦手」だと思う方のタイプを3つに分け、あなた自身がどれに当てはまるのか、そして起業を成功させるにはどうしたらいいのかをお伝えしてきました。

「パソコンが苦手」の3つのタイプとおすすめの起業方法
情報発信ができない・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務を外注する
タイプ入力ができない・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務の専任者を雇用する
漠然と怖い・マンツーマンのweb系起業支援、起業スクール
・パソコン業務の専任者を雇用する・パソコン教室に通う

この記事が、あなたの抱えているパソコンへの苦手意識を少しでも軽くし、企業へのたしかな一歩を踏み出すきっかけとなることを祈っています。

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