インスタグラム(Instagaram)の利用者が年々増加し、昔は若年層が中心だった利用者の年齢層も徐々に上がっているのもあり、インスタグラムをビジネス活用する方が増えています。

インスタは、ブログと連携させるなどしっかり集客導線を作れば、効果的に見込み客を集めることができます。

一方で、インスタをビジネス活用しようとしているが、「なかなか集客できない」という方も多いです。

そこで、今回はインスタで集客できない人がやってしまいがちな失敗についてお伝えします。

1つでもあてはまるところがあれば、ぜひ改善していきましょう。

【この記事のポイント】

  • インスタグラム(Instagaram)客でやってしまいがちな失敗がわかる
  • インスタで見込み客を効果的に集めるポイントがわかる
  • 無駄なく、効果的にインスタ活用するポイントがわかる

無闇なフォロワー増やしは意味がないどころか逆効果

インスタのフォロワー増やしは逆効果

インスタで見込み客を集めようと思ったら、ある程度フォロワーを増やすことは必要です。

ただ、がむしゃらに機械的にフォロワー増やしに時間を費やしても意味がないばかりか、逆効果になります。

無闇にフォロワーを増やすことは意味がないのは理解できても、「逆効果になる」と言われると、少し意外と思った方もいるのではないでしょうか?

ここでは、無闇なフォロワー増やしが逆効果になる理由について、詳しく解説します。

フォロー数よりフォロワー数が圧倒的に少ないと印象が悪い

手っ取り早くフォロワーを増やす手法で真っ先に思いつくのが、自分から進んで見込み客になりそうな人にフォローして、フォロー返ししてもらう方法です。

極端な場合では、見込み客かどうか関係なく、とにかくフォローをしまくるような方もいます。

このようなフォロー施策は手っ取り早いのですが、見込み客を集めるという点では悪影響になりかねません。

フォローしても全員がフォロー返しするわけではないので、フォロー数に対して、フォロワー数が圧倒的に少ないという状態になるためです。

例えばフォロー数が10,000人もいるのに、フォロワーが1,000人しかいないようなアカウントを見て、あなたはどのようにお感じになりますか?

おそらく「この人は全然人気がないアカウントなのではないか?」と思ってしまいませんでしょうか。

フォローの数に対して、フォロワーの数が極端に少ないと、ユーザーからマイナスの印象を与えてしまうのです。

また、絶対ではありませんが、フォローの数に対して、フォロワーの数が極端に少ないと、インスタのアルゴリズム的にも良くないと言われています。

ある程度のフォロー施策をするにしても、フォロー数とフォロワー数のバランスを注意していきましょう。

フォローしたり外したりを繰り返す施策は効率的ではない

フォロー数がフォロワー数より多すぎてはいけないという話をすると、「フォロー返しがない人や絡みがない人のフォローを外せば良いのでは?」と思うかもしれません。

もちろん、時々フォローしている人を整理することが必要になることもあるでしょう。その方が自分の興味がある人の投稿がフィードに露出しやすくなります。

しかし、安易にフォローしたり、フォローを外したりする施策は、あまりに小手先で、本質的ではありません。

これは、インスタに限らず、Twitterなど他のSNSでも昔から行われている「単なるフォロワー増やし」ですが、イメージが非常に悪いです。

フォローを外したところで相手には通知はされませんが、それでもフォローを外したことが発覚することがあります。

さらに機械的なフォロワー増やしの場合、「いいね」やコメントの数が少ないので、「ただ単にフォロワーを増やしただけの人」と推測されることもあります。

また、明確な基準は公開されていませんが、一度に大量のフォローを外してしまうと、機能停止やアカウント凍結の恐れがあると言われています。

少なくとも、機械的なフォロワー増やしは、見込み客にファンになってもらうという目的からは大きく乖離していますので、意味がありません。

今まで機械的なフォロワー増やしだけでインスタ集客に成功した人を見たことがないので、無駄な作業に時間を費やすようなことのないように気をつけましょう。

「いいね」がたくさん付けば良いと勘違いしている

インスタはいいね多ければ良いわけではない

インスタに限らずFacebookでも、「いいね」がたくさんついたり、コメントされたりしている投稿が良いとされるイメージがありますが、必ずしもそうとは言えません。

先ほどもお伝えしたように、フォロワー数が多ければ良いというわけではありませんし、「いいね」やコメントが単純に多ければ良いわけではありません。

大事なことは、「いいね」やコメントの質です。

次にお話しすることは、あくまでも1つの指標ではありますが、参考にしてみてください。

フォロワー1人あたりの「いいね」やコメントはどれくらいか?

例えば、次のアカウントがあるとします。

①10,000人フォロワーがいる人の投稿に、500いいねがついている

②1,000人フォロワーがいる人の投稿に、100いいねがついている

①②どちらが良いと思いますか?

①の方が「いいね」が多いので、①の方が良いと思いましたか?

しかし、どちらが理想的な状態かというと、②の方が理想的です。

なぜかというと、あくまで「いいね」の話なので目安ですが、②の方がフォロワーの関心度が高い質の高い投稿と言えるからです。

フォロワーの関心度を示す指標に、次の計算式で求めるエンゲージメント率という数字があります。

エンゲージメント率=(いいね数+コメント数)÷フォロワー数

※分母のフォロワー数は、リーチ数(投稿を見たユーザー数)やインプレッション(投稿の表示回数)に置き換えて計算することもあります。

上記の①②の場合、①はエンゲージメント率が500÷10,000=5%、②の場合は100÷1,000=10%ということになります。

そのため、②の方が質の高い投稿と言うことができます。

実際に②の方が、見込み客となりそうな人が投稿を閲覧している可能性が高いです。

質の高い投稿をするメリット

エンゲージメント率が高い、つまりフォロワー数の割に「いいね」やコメントの数が多いメリットで、一番大きいのは投稿の露出が高まることです。

インスタのアルゴリズム(投稿表示の順番の基準)で質の高い投稿とみなされると、フィードやハッシュタグ検索結果に上位表示されやすくなる傾向にあります。

インスタのアルゴリズムは、投稿の新しさなど、様々な基準で投稿表示の順番が決められますし、詳細な基準はわかりません。

ただ、質の高い投稿をすることで、実際に多くの人の目に触れやすくなるのはたしかです。

つまり、質の高い投稿を続けることで、次のような好循環が生まれます。

ユーザーに共感される質の高い投稿をする

フォロワーが少なくても「いいね」やコメントが多くなる

フィードやハッシュタグ検索結果に上位表示される

多くの人の目に触れる

見込み客になりそうな人からフォローされる

質の高いフォロワーが増える

質の高い投稿を続けることでフォローしてくれた人は見込み客となる確率が高くなります。

無闇にフォロワーや「いいね」を増やすよりは、質の高い投稿を続け、適切なハッシュタグを付けた方が結果的に効率的に見込み客を獲得できます。

無理にたくさん投稿しようとしてしまう

インスタの毎日投稿

フォロワー数や「いいね」「コメント」と同じくらい、インスタ集客でよく議論されるのが投稿頻度です。

起業初心者の方や起業初心者、Instagramの投稿が全くの初めてという方は、インスタグラムの運用開始から、投稿に慣れるまでの期間は、毎日の投稿をおすすめします。

投稿自体に慣れてくると、振り返ったときに、自分の無意識の考えや傾向を知ることができますし、情報発信を習慣化することができるようになるからです。

とはいえ、これは発信に慣れることが目的ですから、慣れてきたら、毎日でなくても全く問題ございません。

逆に、いつまでも毎日投稿しようとすると無理が出てきてしまい、結果的に質の高い投稿ができなくなります。

質の高い投稿ができなければ、フィードやハッシュタグ検索結果で上位表示されないので、見込み客となる人から閲覧されず、フォローもされません。

投稿を閲覧されたとしても、共感できる投稿ではないので、プロフィール欄にブログなどのURLを貼り付けても誘導できなくなります。

無理な努力はかえってインスタで集客できないという失敗を招いてしまうのです。

だからといって、他のSNS同様に、まったく投稿しないのも当然良くありません。

私の考える投稿頻度の目安は、初心者の方であれば、最初はだいたい2~3日に1投稿程度です。

インスタとブログを連携して、ブログ構築がある程度進んできたら、もう少し投稿の間隔あけても問題ありません。

ブログで集客ができるようになってきたら、SNS投稿を頻繁にする必要がなくなっていきます。

人によって投稿の目安は多少違いますが、無理なく、一貫性のある投稿ができる頻度で投稿するようにしましょう。

無理のない範囲で質の高い投稿するようにすると、徐々に見込み客となるフォロワーが増えてきますし、嬉しいコメントも増えてきますから楽しくなります。

宣伝など売り込みばかりの投稿では逆効果

インスタで宣伝、売り込みの投稿

インスタに限らずFacebookでも同様ですが、あまりに宣伝など売り込みばかりの投稿ではユーザーに敬遠されてしまいます。

インスタはあくまで商品・サービスを販売するよりは、見込み客に興味を持ってもらうためのツールです。

インスタはいわゆる、一般的な写真を投稿する場所(フィード投稿)で商品を直接売り込むには向いていません。

あくまで見込み客と広くコミュニケーションを取り、さらに興味を持った人に対して、ブログやメルマガに誘導するようにしていきましょう。

別の記事で詳しくお伝えしていますが、インスタを開始する前に、商品のコンセプトを構築し、集客導線を組み立てることが重要です。

インスタだけでお客様を獲得しようとすると、どうしても売り込み感が強くなってしまうので、効果的な集客はできません。

売り込みがなくプライベートばかりの投稿も逆効果

インスタで売り込みがないのもだめ

インスタでは、売り込みばかりの投稿ではユーザーに敬遠されてしまうとはいえ、全然商品に関する情報がないのも問題です。

コーチやコンサルタントの方が、商品・サービスとは関係のないランチの写真ばかり掲載し、「美味しかったです」という投稿をしても意味がありません。

プライベートの様子を絶対投稿してはいけないことはないですが、プライベートの写真ばかりでは、いつまでも見込み客に興味を持ってもらえないままです。

SNSの投稿はプライベート7割、ビジネス3割と言われるが……

よくSNSの投稿は「プライベートの投稿:ビジネスの投稿=7:3」くらいで投稿しましょうと言われます。

しかし、これは比較的実名性が高く、リアルでの繋がりが多いFacebookの場合です。

関係性の濃い繋がりが多ければ、プライベートの様子も投稿して、人柄を見せるようなことも必要でしょう。

しかし、インスタは、ハッシュタグなどで流入してきた、あなたのことをほとんど知らない方がフォローしたり投稿を閲覧したりします。

関係性のほとんどない人に対して、プライベートの投稿をたくさんしても意味はありません。

なお、Facebookやインスタなど、各SNSの違いについては、以下の記事も併せてご覧ください。

【関連記事】SNS集客のメリット・デメリットと適切な選び方・活用方法

有益な情報を提供しながら売り込まない

インスタの投稿では、直接売り込んでもだめですし、まったくビジネスと関係のない、伝えたいことと離れた投稿ばかりしてもだめなのです。

私も、ほとんどインスタではプライベートの投稿はなく、見込み客の方に興味を持っていただけそうな情報を提供するようにしています。

先ほどもお伝えしたように、あくまでインスタの中で販売を完結させるのではなく、あくまで興味を持ってもらいながらコミュニケーションを取るためです。

集客導線を組み立てることが前提となりますが、インスタでは有益な情報を提供しつつ、売り込まないくらいがちょうど良いでしょう。

【まとめ】無駄な努力はやめて本質的なインスタ活用をする

以上、インスタで集客できないという方がよくやってしまう失敗についてお話しました。

  • 無闇なフォロワー増やしは意味がないだけでなく逆効果になる
  • フォロワー数や「いいね」「コメント」の数が多ければ良いとは限らない
  • 無理に毎日投稿しようとすると質の高い投稿ができない
  • インスタで直接商品を売り込もうとすると逆効果
  • 売り込みがなくプライベートばかりの投稿も逆効果

インスタは、闇雲に投稿したり、フォロワーを増やしたりしても集客できないことがお分かりいただけたかと思います。

もし今回1つでもあてはまると感じた方は、無駄な努力をやめて、本質的にインスタを活用をするようにしましょう。

なお、今ではインスタは、有形だけでなく無形のビジネス(士業、コンサルタント、カウンセラーなど)でも利用される方が増えています。

無形商材のインスタ×ブログ活用については、以下の記事で詳しく書いていますので、併せてご覧ください。

【関連記事】40代以上・無形商材も!ブログ×インスタ連携のメリットと重要ポイント

インスタは、有形・無形ビジネス問わず視覚的効果を活用して、見込み客を集めることができるツールです。

ぜひ本記事が、効果的なインスタ活用できるきっかけになれば幸いです。

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