「女性の40代・50代からの起業は遅くない!」
私が40代で起業した当初、「年齢的に少し遅かったかな」と思ったこともありましたが、今では「全くそのようなことはない!」と確信できています。
むしろ、今思えば40代、50代は起業のベストタイミングです。
実際に2020年の開業時の平均年齢は43.7歳、起業の年齢別割合は40代が一番多いというデータもあるのです。(日本政策金融公庫 総合研究所「2020年度新規開業実態調査」)
アメリカに至っては、全体のスモールビジネスの51%は50代以上が経営しているというデータがあります。(バブソン大学「アメリカにおけるスモールビジネスの状況」2016年)
よく「チャレンジに年齢は関係ない!」と言われますが、起業に関しては、むしろ年齢を重ねていた方が有利なこともあります。
本当にやりたいことがあるのに、誰かに反対されたり、自信がなかったりして起業を躊躇しているならば、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事のポイント】
- 40代・50代女性の起業は遅くないことがわかる
- 40代以上の女性起業が有利な点がわかる
- 「自分にもできる!」と自信が湧いてくる
目次
40代、50代ならではの豊富な経験がある
冒頭で年齢を重ねていた方が有利なことがあるとお伝えしましたが、40代以上の方が何といっても強みになるのは、これまでの豊富な人生経験です。
豊富な人生経験が武器になるという点で言えば、40代はもちろんのこと、50代、60代の方も起業に有利ということです。
実際に40代に関わらず、最近は50~60代で起業して成功している人も増えています。
「経験」というと、これまでの仕事の経験を思い浮かべる方も多いでしょうが、仕事だけの話だけではありません。これまでの人生経験すべてが武器になるのです。
豊富な仕事の経験
一言で会社員といっても、新卒からずっと同じ会社で勤めてきた人もいれば、転職しながらキャリアを積み重ねてきた人もいるでしょう。
会社勤めを続けながら、自分の好きなことや得意なことで副業してきた方もいるかと思います。
どんなキャリアを積み重ねたとしても、40代も超えてくると、これらの経験が豊富になってきます。
40代ともなると、これまでの仕事で経験して得られたノウハウやスキルを、フルに活かすことができるのです。
これは、まだ仕事の経験が少ない20代に比べれば、大きなアドバンテージになります。
今まで培ってきた仕事の経験を、よりたくさんの人に役立てたいと考えているならば、40代50代の起業は大きなチャンスなのです。
仕事だけではない!豊富な人生経験
仕事の経験が豊富だから40代以上の起業は有利と言っても、
「ずっと主婦をやってきたから仕事の経験が少ない」
「自分のやりたいことと、今の仕事が全然違う」
「起業したいけれど自分にはスキルが全然足りない」
と思っている方も多いでしょう。
しかし、上記のような方でも、起業してみたら成功したという人が多いというのも事実です。
なぜかというと、起業で活きる「人生経験」とは、何も仕事だけの話だけではありません。
主婦であれば、結婚、出産、子育てといったなかで得た経験。
仕事や家事の時間外で、思わず無我夢中になってしまうこと。
今までの人生で、印象に残って忘れられないエピソード。
子どもの頃から今に至るまで積み重ねてきた人生経験すべてにおいて、40代、50代においては豊富になっていきます。
意外に思われるかもしれませんが、一見ビジネスには関係のないような人生経験が、起業したら活きてくることが多くなります。
起業してから、一見すると今までの職種とは全然違うことをビジネスにしている人も多いですが、それでもお客様の役に立って成功している人は大変多いです。
自分の今までの経験を棚卸ししてみよう
40代、50代ともなれば、これまでの自分の豊富な職業経験、人生経験を大いに活かすことができるようになります。
ただ、経験が豊富なだけに、自分にとってどういう経験が起業に活かせるか、最初はなかなかわからないかもしれません。
そのため、次の3点について深掘りして、とことん紙に書き出してみると良いでしょう(PCで書くよりは、手書きの方が、頭が働きやすいのでおすすめです)。
- お金や時間、スキルといった制限がないとして、自分がやりたいこと、人の役に立ちたいと思うこと
- 自分が好きなこと、得意なこと
- 生まれてから今に至るまで、忘れることのできない印象的なエピソード
これは、起業してから人の役に立つことができる商品構築するうえで、とても大切なことなので、ぜひ書き出してみましょう。
次の記事は、「ブログの最初の1記事目に何を書くか」という視点で書かれていますが、人生の棚卸しという点でも参考になります。
【関連記事】ブログ集客で成功するなら最初の記事が大事!でも何を書けば良い?
人生経験が豊富だから人を見る目が養われている
年齢を重ねると養われるのは、仕事や人生経験だけではありません。
起業すると、自分が持つノウハウやスキルはもちろん大切ですが、意外と人との繋がりも重要になってきます。
- どんな人をお客様にしたいか?
- どんな人と一緒に仕事をしたいか?
- どんな人に仕事を外注したいか?
理想は、「自分が共感できる人」「自分に共感してもらえる人」が自分の周りに集まってくることです。
そうでなければ、起業してもビジネスを続けるのが苦しくなってしまいます。
自分にとって理想の人が集まってくる状態にするには、人を見る目が必要となってきますが、これは人生経験を通じて養われます。
その点で言えば、豊富な人生経験を持つ40代、50代以上の方は有利といえます。
長い人生経験で、「こんな人と繋がりたい」「この人は相性が悪い」というのが自然と明確になってきているのです。
特に女性の場合は、人の細かなところを見て気付く能力に長けている人が多く、より人を見る目が養われている印象があります。
もし、自信がなければ、「相性の良い人」「相性の悪い人」を書き出してみましょう。
実際に書き出してみると、自分が起業してからどんな人と繋がれば、日々ワクワクしながらビジネスを続けられるかが明確になってきます。
人生経験が豊富だから冷静に情報が集められる
人生経験が豊富であることのもうひとつのメリットは、自分にとって必要な情報を集めやすくなるという点です。
今までの人生で、「これはうまくいった!」「これは失敗だった!」と思うようなことはないでしょうか?
こうした経験を重ねると、「こういうのはやめた方が良いな」「この人が言うことであれば信頼できるかもな」というのが分かってきます。
実際に起業すると、様々な起業ノウハウなどの情報が飛び交ってきます。なかには間違った情報、おいしい情報、単に主催者側の利益のための情報も含まれています。
また、たとえ有益な情報であっても、それが自分にとって必要でなければ役に立てることができません。
人生経験が豊富ですと、自分にとっての向き不向きが明確になってくるので、これら様々な情報に惑わされなくなります。
冷静に自分にとって必要な情報を集められるようになってくるので、起業してから早く成長することができます。
起業したら、すべて独学で学ぶのは難しい部分がどうしても出てきますから、学びの情報の取捨選択は大切になってきます。
人生経験が豊富だからビジョンが明確になりやすい
人生経験が豊富だと、自分がどんな仕事をしたくして、どんな形でお客様の役に立ちたいかが明確になりやすくなります。
明確かつ現実的なビジョンを打ち出すことができるので、冷静にブレることなく起業準備を進みやすくなります。
どうしてもビジョンが曖昧だと、「とにかくお金儲けがしたい」という気持ちが先行してしまい、いずれ周りから人が離れることになってしまいます。
特に女性の場合は、「人の役に立ちたい」という気持ちが強い人が多い印象があります。
明確なビジョンを持って行動している人は、とても魅力的ですし、実際に人の喜びを自分の喜びとすることができるので、多くの人が集まってきます。
冷静に、自分のビジョンを考えることができるのも、40代、50代の強みと言えるでしょう。
女性は共感力が強い
※東京商工リサーチ「第9回全国女性社長調査」より引用
これまで、40代、50代など年齢的な部分についてお伝えしてきましたが、今度は女性ならではの強みについてお伝えします。
上のグラフは、2014~2018年までの女性社長数・女性社長率の推移を示しています。
2018年時点で、女性社長数は2014年の1.5倍まで増え、徐々にではありますが女性社長の割合が増えていることがわかります。
おそらく、今後も女性の経営者、起業家は増えていくのではないかと考えられます。
なぜかというと、女性は男性に比べて、日々のコミュニケーションのなかで「共感力」が強いためです。
もちろん、男性も共感力が強い人は多いですが、女性ほど多くないと言われています。
先ほどもお伝えしたように、起業するうえでの理想は、「自分が共感できる人」「自分に共感してもらえる人」が自分の周りに集まってくることです。
その点でいえば、「共感力」はとても重要なポイントになってきます。
共感力の弱い人ですと、自分に共感してくれるお客様を集めることは難しくなります。
男性にも同じことが言えますが、相手に共感しながら人の話を聞ける力があると、起業すると成功しやすくなります。
女性ならではの視点は支持を得られやすい
「消費の8割は女性が購買決定権を持っている」とよく言われています。
これは、食事や日用品、家電、インテリアといった有形商品に限らず、教育や介護など無形商品でも同じと言われています。
また、女性の購買決定権は、何も身近に手に入れられる低単価商品に限らず、住宅、自動車などの大きな買い物も女性が意思決定している場合が多いとされています。
【参考】女ゴコロマーケティング研究所
これが正しければ、商品・サービスを売る際は、女性の心をつかむことが欠かせません。
特に女性をターゲットとした商品・サービスであればなおさらです。
最近は女性脳が強い男性も増えてきましたが、女性の心をつかめるのは、やはり同性である女性の方が有利です。
男性ではなかなか理解できない、思い浮かばいことであったとしても、女性であれば理解できることも多いです。
男性脳と女性脳の違いについて書かれた本も最近は増えていますが、女性の気持ちを感覚的に理解できるということは、アドバンテージがあります。
40代、50代の女性は安心感を与えやすい
これまで、40代、50代の女性起業についてお伝えしましたが、特に
- 仕事や人生の経験が豊富
- 明確なビジョンを持っている
- 共感力が強い
この3つは40代以上の女性起業では大きな力を発揮します。
というのも、この3つの特徴を持った人は、どこか相談しやすい安心感があるからです。
具体的には人の話に共感しながら受け入れてくれる包容力や、豊富な人生経験から来る質問力や提案力。
さらには、人の役に立ちたいという想いが強いので、人の喜びを自分の喜びのように感じてくれます。
40代の女性起業というと、コーチ、コンサルタント、セラピストなどで起業する方も少なくありません。
もし、あなたがクライアントの立場だったら、上記のような安心感のある人に相談したくないでしょうか?
もし、あなたが友人などから「相談しやすい」「話を聞いてもらえて嬉しい」と言われているようならば、起業してから大きな武器になる可能性があります。
二人三脚web構築スクール受講生 社交ダンスインストラクター 尾崎沙織様
社交ダンスインストラクターの尾崎さん。尾崎さんは、起業がまったくはじめての状態でした。
受講後は、ラジオ出演のオファーをいただき、同業者からも、一緒に仕事をしたいと言われるまでになったとのこと。さらに今まで関われなかったような方達と知り合うことができ、ビジネスを加速されました。
具体的なお話は下記のインタビュー動画をご覧ください。
二人三脚web構築スクール受講生 性格改善カウンセラー 安江朱里様
性格改善カウンセラーの安江さん。安江さんは、受講前、売上が安定せず先が見えない、その日暮らしのような状態だったといいます。しかし、受講後3ヶ月目くらいからコンスタントに売上をあげられるようになり、5ヶ月目で210万円の売上を達成されました。
具体的なお話は下記のインタビュー動画をご覧ください。
【関連記事】【事例あり】40代・50代からの起業はアリ?成功事例からみる起業成功の共通点とポイントについて専門家が解説
【まとめ】40代・50代の起業は全然遅くない! できることから始めよう
以上、40代、50代の女性起業がベストタイミングである理由についてお伝えしました。
- 仕事や人生経験が豊富である
- 人を見る目が養われている
- 冷静に情報を集められるようになっている
- ビジョンを明確に確立しやすい
- 共感力が強い
- 女性ならではの視点は支持を集めやすい
- 人に安心感を与えることができる
もし、1つでもあてはまるならば、いずれも起業したときに大きな武器になる可能性があります。
起業準備中の方は、起業したいという気持ちはあるものの、どこか自信がないという方も多いかと思います。
もちろん、今すぐ「仕事を辞めよう」など、いきなり清水の舞台から飛び降りるようなことは勧めません。
仕事を続けながら副業で始めても良いので、少しずつ自分でできる範囲のことから始めてみましょう。
今回お伝えしたことで、「自分にも起業できる」と確信して飛躍するきっかけになれば幸いです。
▶【無料プレゼント】超★起業準備14のSTEP動画を手に入れる
COMMENT