「ブログとメルマガは具体的に何が違いますか?」
「ブログがあるのに、メルマガもあった方が良いですか?」
「過去にブログで書いた内容をメルマガに書いても良いですか? 逆はどうですか?」
このような、ブログとメルマガのことに関する質問を多く受けます。
ブログとメルマガには類似することもあれば、明確な違いもあります。
ブログもメルマガも、その違いを認識しながら書いていきましょう。
今回は、その点について詳しくお伝えします。
SNSとブログを立ち上げ、これからメルマガを始めようという方、すでに始めた方は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事のポイント】
- ブログとメルマガの記事で似た内容があっても良いかがわかる
- ブログとメルマガの違いがわかる
- ブログで書く内容とメルマガで書く内容がわかる
- 過去に書いたブログやメルマガを参考にする際のコツがわかる
目次
ブログとメルマガの内容が似ても良い2つの理由
ブログとメルマガ両方発信している方をチェックすると、結構ブログとメルマガで似た内容を書いている方が多いです。
場合によっては、メルマガの内容を、ほぼ転載しているブログを見ることもあります。
結論から言うと、ブログとメルマガで同じような内容を書くことは決して悪いことではありません。
逆に、似た内容、同じような内容の方が良いようなことが多いです。
それは、大きく分けて2つの理由があります。
ブログとメルマガで一貫性を保つため
ブログとメルマガは、一本の集客導線で繋がっています。
そのため、あまりブログとメルマガで書いている内容やテーマが違ってしまうと……
「ブログとメルマガで言っていることが違う」
「期待している内容と違う」
「何が言いたいのかわからない」
ということになってしまい、せっかくブログで興味を持ってくれた見込み客が離脱してしまうことになります。
ブログとメルマガには、ある程度一貫性が保たれるのです。
これはブログ単体、メルマガ単体にも言える話ですが、同じ集客導線で繋がっているブログとメルマガでも一貫性は保つ必要があります。
もちろん、ブログとメルマガで違う内容を書いてはいけないというわけではありません。
この後でお伝えしていますが、ブログとメルマガでは役割が違いますから、どうしても「ブログでは伝えづらいけどメルマガでは伝えたい」ということがあります。
ブログからメルマガに登録した見込み客であれば、その見込み客が何を期待してメルマガに登録しているかを意識しなければいけません。
ブログとメルマガで違うことを書こうとすると疲れる
もうひとつ、あまりブログやメルマガで「違う内容を書こう」「オリジナリティを出そう」とすると、単純に作業量が膨大になります。
そもそもブログもメルマガも楽しんで書いてこそ続けられることですが、毎回違う内容を書こうとするとプレッシャーになり疲れてしまいます。
毎回、「今日は何を書こう」と考えながら記事を書くのは、ブログだけ、メルマガだけ、でも大変なことです。
そのため、ブログとメルマガで全く違う内容を書こうとすると続きません。
せっかく労力をかけているのに、一貫性のなさから見込み客に離脱されるのは悲しいことです。
「最近ブログでこんなこと書いてみたら、このネタも思いついた」
「ブログで書こうと思ってやめたことをメルマガで書こう」
慣れるまでは、これくらいの意識で大丈夫です。
メルマガを開始した人は、すでに何記事かブログを書いている人も多いので、一度見直して「こんなことをメルマガで書いてみたい」ということをメモしてみましょう。
ブログとメルマガの明確な違い
以上のことから、ブログとメルマガで似たような内容の記事があることは、基本的には問題ありません。
ただ、まったく同じ内容で良いのか?
毎回似たような内容で良いのか?
と言われれば、それもまた違います。
ブログやメルマガを書く際は、次のブログやメルマガの違いも認識しましょう。
ブログとメルマガでは役割が違う
上の図はSNS、ブログ、メルマガを活用した場合の集客導線の流れを示した図です。
この図を見ると、ブログとメルマガでは、次のような役割の違いがあることがわかります。
【ブログ】
- キーワード検索やSNSを通じて見つけてもらう
- メルマガに誘導する
- SNSと連携する
【メルマガ】
- ブログやホームページに設置した登録フォームで登録してもらう
- 商品の販売に繋げる
ブログとメルマガで役割が違うことにより、ブログとメルマガでは、それぞれ向いている記事内容が違います。
ブログ記事の特徴
キーワード検索やSNSを通じて流入してくるブログは、見込み客の受け皿となります。
自分から見込み客を獲得しにいくというよりは、検索やSNSからやってくる人を待つことになります。(そのため、ブログは「受け身の手段」と呼ばれます)
そのため、ブログでは主にアクセスを集めながら、検索などからやってきた人に有益な情報を与えることが目的となります。
ただ、ブログの段階では、まだ信頼関係が構築する前段階であるので、商品を売ることには向いていません。
また、ブログの段階ではレベル感が追い付いていない見込み客も多く、あまり難しい内容や教育的な発信しても振り向かれない可能性があります。
そのため、ブログでは「これは少し書きづらいな」と言うことも出てくるでしょう。このような記事はメルマガに譲りましょう。
ただ、見込み客が知りたい、役に立つ情報や共感できることを網羅していくことで、だんだんとあなたのファンになっていきます。
メルマガ記事の特徴
ブログが「受け身」のアプローチをする手段と言われていることに対し、メルマガでは「攻め」のアプローチができると言われます。
つまり、メルマガでは自分から積極的に見込み客に情報を発信することで、信頼関係を深めていくことが可能です。
またメルマガの対象は、あなたのブログを読んで、「もっと教えてほしい!」「詳しいことを知りたい」と自分から進んで登録してくれた方です。
そのような見込み客ですから、積極的にあなたのコンテンツをもとに、ノウハウを教育していくことが可能です。
そのため、ブログでは「ちょっと難しいかな」「あまり言いたくないな」と思う内容も、メルマガでは発信しやすくなります。
見込み客との信頼関係を深めていくことになるので、あなたの商品を売ることに向いています。
ブログとメルマガの違いまとめ
ブログとメルマガの違いをまとめると、次の表のようになります。
ブログ | メルマガ | |
特徴 | 受け身の手段 | 攻めの手段 |
どうやって見つけてもらうか? | 検索やSNS | ブログやホームページ |
セールス | あまり向いていない | 向いている |
信頼関係 | 浅い | 深い |
記事の内容 | 広く浅い | 狭く深い |
ブログ記事とメルマガ記事が似ていることはもちろん問題ないのですが、この違いを認識しながら書いていくことが必要になります。
ブログとメルマガで似た内容を書く際のコツや注意点
ブログとメルマガでは、似た内容でも構わないのですが、両者の違いを認識して使い分けることが必要です。
そのため、ブログ記事やメルマガ記事を書く際は、次の点で注意していくことをおすすめします。
時期をずらす
あまり気にすることはないのですが、
ブログとメルマガで、似た内容の記事の配信時期があまり近く、それが頻繁に繰り返されると、
「あれ、このメルマガ、ブログでも同じことを言っている」
「今回のブログの内容、メルマガと内容が同じだな」
と思われてしまい、見込み客に物足りなさを感じさせてしまうことにもなります。
ですが、どうしてもブログでも伝えたいことと、メルマガでも伝えたいことが重複することがあります。
この場合は、ある程度、公開時期をずらすなど、工夫してみましょう。
特に、半年~1年以上前のメルマガの内容については、見込み客はほとんど覚えていません。
そのため再教育の意味で、少し古い内容のメルマガの内容を少しリライト(元の文章を修正)して、ブログに書くのも良いでしょう。
過去に書いたブログの内容をもとに、メルマガ記事を書く際も同様です。
かなり古い記事の場合、「もっとこんなことを伝えたい」「今ではこういうノウハウもある」など、伝えたいことが変わっていることもあります。
紹介した事例を変えたいと思うこともあるでしょう。
その観点でリライトしていくと、過去に書いた記事よりも洗練された、見込み客に共感されやすい記事に仕上がります。
ブログとメルマガの役割の違いを意識する
過去に書いたブログやメルマガの内容を引用するような場合は、上記のブログやメルマガの役割の違いを意識しましょう。
例えば、過去に書いたメルマガの記事を、そのままブログに載せてしまって良いとも限りません。
メルマガの内容を、そのままブログに掲載すると、
「何だか難しいこと書いているな」
「売り込み感が強い記事だな」
と思われてしまう可能性があります。その場合は、少しブログ向きにリライトする必要があります。
ブログの場合、「検索してやってきた人」「初見の人が多い」という特徴があるため、流入してきた人が知りたい情報にフォーカスする必要があります。
タイトルは少し変える
ブログやメルマガの内容を転載するにしても、タイトルは少し変えた方が良いような場合が多いです。
ブログとメルマガの役割の違いを意識してリライトしたのであれば、自然とタイトルは変わってきます。
また、ブログタイトルとメルマガの件名では、次のような特徴の違いがあります。
ブログタイトル | メルマガの件名 | |
文字数 | 30文字程度 | 20文字程度 |
キーワード | 意識する | 意識する必要がない |
このような違いがあるため、ブログとメルマガで同じ内容だったとしても、タイトルを少し変えた方が良いことが多いです。
ブログやメルマガを書きながら思いついたことをメモする
どちらかというと記事のネタ探しの話になるのですが、ブログやメルマガを書きながら、新しいネタが思いつくことはないでしょか?
記事を書きながら思いついたネタは、現在書いている記事と関連していることが多いので、一貫性を保ちやすくなります。
もちろん、ブログを書きながら思いついたことを、別のブログ記事で書いても良いですし、メルマガでも同様です。
しかし、なかには
「ブログではあまり出したくないからメルマガで書こう」
「メルマガでは深い内容を書いたけど、もっと広く知ってほしいことをブログで書こう」
といったことが思いつくことがあります。
そのような場合は、ブログで書いていたことに関連したことをメルマガで書いても良いでしょう。逆も同様です。
どちらにせよ、ブログやメルマガを書きながら思いついたネタは、メモしてストックしておくようにしましょう。
【参考】複数のブログで同じ記事を載せるのはNG
ブログとメルマガは似たような内容で良かったり、ほぼ転載したままで良かったりすることもあります。
しかし、ここで気を付けたいのは、この話は、あくまでブログとメルマガの使い分けの話です。
ブログで同じ記事を載せることは絶対NGです。
例えば、これまでアメブロやはてなブログをやっていてWordpress(ワードプレス)に変えた人に多いのが、
「昔アメブロで書いた記事を、そのままWordpressに載せよう」
とコピペ(コピー&ペースト=コピーして貼り付け)してしまうこと。
これをやってしまうと、Googleから「重複コンテンツ」と判断されてしまうのです。
「重複コンテンツ」と判断されてしまうと、当該記事は検索上位に出てこなくなりますし、ブログ全体の評価も下がり、他の記事の検索順位にも悪影響が出ます。
「他人の記事を盗んだわけではないから大丈夫なのでは?」
よく聞かれるのですが、自分が過去にアメブロに書いた記事を、新しくWordpressでコピペしてもだめです。
同じ記事が特定のキーワードの検索上位に複数出てきたら、検索して情報を探している人にとっては迷惑な話だからです。
ブログの媒体を変えたばかりの人が、わりとやってしまいがちなミスなので注意してください。
※過去使っていた媒体で書いた記事を参考にして、新しい記事を書くのは問題ありません。
【まとめ】
以上、ブログとメルマガの違いや、「似た内容を書いても良いか?」という点で、いくつかお伝えしました。
- ブログとメルマガでは似たような内容を書いても良い
- ブログとメルマガでは一貫性を意識する
- ブログとメルマガの役割の違いを意識する
- ブログとメルマガで似た内容になるときは投稿時期をずらす
- 似た内容の場合、ブログならブログ、メルマガならメルマガに合うようにリライトする
- ブログやメルマガを書きながら思いついたネタをメモする
- 複数のブログで同じような記事を掲載するのはNG
高額商品をお客様に届けるのであれば、メルマガは強力なツールになりますので、ぜひ本記事を参考にしていただくと幸いです。
▶【無料プレゼント】超★起業準備14のSTEP動画を手に入れる
COMMENT