利用者の質問や指示に応じて、文章を自動的に生成して回答くれるChatGPT(チャット ジー・ピー・ティー)は、もう試してみましたか?

TVのニュース番組でも話題になっているので、その様子をご覧になった方は、まるで人間とチャットやメールのやり取りをするかのようなスムーズな回答に驚かれた方も多いと思います。

(2023年3月15日にリリース)GPT-4も既に大きな話題を呼んでいますね。

因みに、最新のChatGPT-4を使うためには、有料版のChatGPT Plusの契約をすると使えるようになります。

ChatGPT-3.5から、早くもChatGPT-4(チャット ジー・ピー・ティー・フォー)にグレードアップされたのですが、まだChatGPT自体使ったことないし・・・使ってみたいけど・・・と思いながら、なんとなく乗り遅れちゃったなぁ~というあなたも、まだまだ大丈夫ですよ!

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ChatGPTの具体的な活用方法については、このブログ記事で書きましたので最後までご覧になってみてください。

さて、起業家の方であれば、ChatGPTを活用してブログやイベントの告知文を作ってみようと、いろいろ試している方も多いでしょう。

もちろん、ブログやイベントの告知文作成にも利用できますが、他にも起業したら知っておきたい面白い使い方があります。

そこで、今回は起業したら知っておきたいChatGPTの面白い使い方をいくつか紹介します。

ポイントは、ChatGPTの主な活用方法と注意点を把握したうえで、具体的な使い方を知ることです。

使い方次第でビジネスの生産性を高めるのはもちろん、自分だけでは思いつかないアイデアが出てくることもあるので、ぜひ参考にしてください。

【この記事のポイント】

  • ChatGPTのビジネスでの活用方法や注意点がわかる
  • ChatGPTの具体的な使い方がわかる
  • ChatGPTを使ってアイデアを出したり仕事を時短で進めたりできる

■起業家にとって便利なChatGPT主な5つの活用方法

ChatGPTの主な活用方法

ChatGPTは、すでにSNSやTVでも話題になっており、ブログやメルマガなどかなり時短で書けるのではないかと期待している方も多いでしょう。

ChatGPTは利用上の注意点はありますが、起業家にとって役に立つツールであることは間違いなく、AIをうまく活用しない手はありません。

そこで、具体的な使い方をお伝えする前に、起業家にとって便利なChatGPTの主な活用方法を簡単にお伝えします。

企画やアイデアを効率的に出すことができる

起業家にとって面白い活用方法の大きな1つは、企画やアイデアを効率的に出すことができるところです。

例えば、上記のように「SNSで集客する方法を教えて」と質問すると、様々な方法を教えてくれます。

ChatGPTから得られるのは、一般的な回答にはなりますが、アイデアのヒントにはなります。

上記のSNS集客の例であれば、「自分の商品のターゲットを変えよう」「SNSのコミュニティで何かないかな」といったものです。

自分だけでなく、AIにも助けてもらって企画やアイデアを出したり、リサーチのきっかけにしたりするイメージです。

ChatGPTに何回か深掘りした質問をしながらチャットのやり取りをすると、これまでのやり取り内容も反映して詳しい回答が得られます。

ChatGPTから具体的な回答をもらえると、アイデアのヒントになることも多いでしょう。

ブログなど長文作成がスムーズにできる

ChatGPTはブログやメルマガ、イベントの告知文など長文作成にも役立ちます。

これはChatGPTが大きな話題になった理由の1つなので、すでに試している方も多いでしょう。

例えば、上記のようにブログ記事を作成したい場合は、目次を作ってくれます。

さらに、「各見出しについて本文を作成してください」と言えば、本文を作成してくれます。

しかし、ChatGPTは間違った情報を与えることも多い点、一般的な内容に終始している点は注意が必要です。

こういったことから、ChatGPTを活用してブログ記事を執筆する場合は、あくまでアイデアのヒントや補助ツールとして活用することが現実的です。

とはいえ、ブログのアイデア出しや執筆時間の短縮に繋がるのは間違いないので、大いに活用できることは間違いありません。

キャッチコピーやブログタイトルのヒントになる

ChatGPTは、ブログなどの長文作成にも役立ちますが、キャッチコピーやブログタイトルも案を出してくれます。

上記のように、「このテーマでタイトルを10個考えてください」と言えば、かなりキャッチーなタイトルを付けてくれます。

しかし、タイトルについても情報が間違っていることもありますし、テンプレートに当てはめたようなタイトルになっていることが多いです。

そのため、キャッチコピー、ブログやメルマガタイトルについても、あくまでもヒントや補助ツールとして活用しましょう。

作った文章の誤字やニュアンスを直してくれる

ChatGPTは、以下のように作った文章の誤字を直してくれます。

とは言っても、上記の修正文章を見る限りは完璧な精度ではありません。

  • 「口座」⇒「講座」に直っていない
  • 「ブログの描き方」⇒「ブログの書き方」に直っていない
  • 「東実」⇒「当日」が正しい修正なのに、「東京で~」と誤って修正されている

今後は精度が高まる可能性は高いですが、現状はChatGPTの校正は完璧ではありません。

なお、上記のビジネスメールを、上記のようにメールを送る対象を変えて書き直してもらうことも可能です。

メールの返信文を考えてくれる

ChatGPTは、お客様やビジネスパートナーとのメールやチャットのやり取りの文章も考えてくれます。

そのため、メールの返信などで抱える時間やストレスを軽減できるかもしれません。

後述するように、ChatGPTとgmailを連携することも可能なので、問合せ対応が多い方は試してみるといいでしょう。

ChatGPT活用5つの注意点

ChatGPTの注意点

ChatGPTは、起業家にとって十分活用できるAIツールであることはイメージできたかと思います。

しかし、ChatGPTは現状精度が完璧でないので、次の点は注意する必要があります。

ChatGPTの情報が誤りの場合がある

先ほども何度かお伝えしているように、ChatGPTの情報は間違っていることも多いです。

上記、千円札の肖像画について質問してみたら、2023年3月現在の肖像は北里柴三郎と回答されています。

千円札の肖像画が北里柴三郎に変更されるのは2024年以降で、現在はまだ野口英世なので、正確な答えではありません。

このように、ChatGPTから得られる情報は正確ではないことが多いので、ブログを書く際は一次情報をしっかり確認して活用してください。

一般的な回答しか得られない

ChatGPTから得られる情報は、あくまで大量のデータベースをもとに抽出した一般的な無難な回答でしかありません。

そのため、企画やアイデアのヒントを得ようとしても、あなたに100%ぴったりの回答やアドバイスが得られるわけではありません。

あくまでもAIから一般的な回答をもらって、自分自身の場合はどうか落とし込んで考えることが必要です。

詳しく指示を出さないと意図した回答が得られない

ChatGPTはあくまで一般的な回答しか出さないので、詳しく指示を出さないと意図に近い回答が得られません。

例えば、ただ単に「SNS集客の方法を教えて」と聞くのではなく、下記のように「〇〇な人がSNS集客する方法を教えて」と指示します。

もちろん、これも正確な情報とは言い切れないですが、少し自分の職業に寄り添った回答になっているのがわかります。

このように、意図に近い回答が欲しい場合は、詳しく指示を出すことが求められます。

長文の回答は不具合が出やすい

ChatGPTは長文で回答してくれることもありますが、その場合不具合が出やすくなる点に注意が必要です。

例えば、ChatGPTは長い回答では、途中で途切れることがあります。

ただし、この場合は「途中で文章が切れているので最後まで説明してください」と記載すれば大丈夫です。

その他、長文の回答では、まだ全部答え切れていないのに回答が終わってしまったり、違う内容を話してしまったりすることもあります。

そのため、ChatGPTでブログを書く際は、各見出しで分けて文章を生成してもらうなどの工夫が必要となります。

コピペしてブログに掲載すると著作権侵害の恐れがある

現在ChatGPTの規約では、自動生成された文章をそのまま商用利用できないとされています。

そのため、自動生成された文章をそのままコピペして載せてしまうと、厳密には著作権違反となります。

また、ChatGPTは回答の精度は完璧ではないので、そういった意味でも、自動生成された文章をそのままブログに掲載することは避けましょう。

起業家が知りたいChatGPTの面白い使い方12選

ChatGPTの面白い使い方12選

ここまでのことを踏まえて、起業家が知っておきたいChatGPTの面白い使い方をお伝えします。

以下のことを参考にして、ChatGPTで様々な質問を投げかけて、文章作成や企画やアイデア出しの参考にしてください。

詳しく説明してもらう

ChatGPTの回答が、不十分で物足りない場合は、文章を膨らませて詳しく解説してもらうこともできます。

やり方は簡単で、上記のようにChatGPTの回答に対して「〇字くらいで詳しく説明して」「もっと詳しく説明して」などと指示することです。

そうすると、詳しく説明してくれます。

ただ、いくら詳しく説明を求めても、正確な情報とは限らないことと、無難な回答に過ぎない点は注意してください。

また、あまり長文だと文章が途中で切れることがあるので、その場合は「最後まで説明して」と指示しましょう。

わかりやすく説明してもらう

ChatGPTでは、詳しく回答を求めることができますが、わかりやすい回答を求めることもできます。

例えば、「子どもでもわかるように説明して」と指示してみましょう。「初心者でもわかるように説明して」などでも大丈夫です。

例として、「ブログとは何か教えて」と質問します。

少し堅苦しい説明なので、「子どもでもわかるように説明して」と指示します。

すると、かなりわかりやすく説明してくれていることがわかります。

文章を要約する

ChatGPTは、長文を自動生成したり構成を考えたりしてくれるだけでなく、文章の要約もしてくれます。

しかし、以下のように記事のURLを貼り付けて、「要約してください」と指示しても、「できません」と回答が来るか、全然違う内容が返ってくることが大半です。

今後は精度が高くなると考えられますが、現状は要約してほしい文章を直接コピペして要約を指示するといいでしょう。

ただし、あまり長文をコピペするとエラーが出てしまうので注意してください。

また、ただ単に要約を指示するだけでなく、用途に合わせて「箇条書きで要点をまとめてください」「タイトルを付けてください」などと指示してもいいでしょう。

前提情報を具体的に伝えて意図に近い回答を得る

先ほどもお伝えしたように、ChatGPTに漠然とした質問をしても、漠然とした回答しか返ってきません。前提情報を伝えて具体的に指示するほど、意図に近い回答を得られます。

ですので、「私は〇〇です」ということを、できるだけ具体的に書いて指示するようにしてください。

自分のプロフィールを貼り付けて、「この人がどういう商品を作ればいいか教えて」など具体的に指示するのもいいでしょう。もしくは、今までのビジネスの経験・スキルを少し詳しく伝えてもいいでしょう。

上記のように、少し詳しめに自分のビジネスのことを伝えて、ブログのタイトルなどを指示すると、より意図に近い回答を得られます。

ただ、いくら詳しく伝えても100%ご自身に合った提案とは言えないことが多いので、ヒントとして活用することは忘れないようにしてください。

的確な回答を得るためにどんな情報が必要か聞いてみる

具体的に指示を出すほど回答の精度が高いといっても、場合によっては具体的にどんな情報をChatGPTに与えればいいかわからない場合もあります。

そんなときは、具体的にどんな情報が必要か、ChatGPTに聞いてみるといいでしょう。

例えば、ブログタイトルを考えて欲しいが、そのためにChatGPTに提供しなければいけない情報を聞いてみます。

そうすると、上記のように回答してくれます。

少し漠然とした回答の場合は、先ほどお伝えしたように「もっと詳しく説明して」と指示をするといいでしょう。

こうすることで、より良い企画やアイデアを出すヒントを得ることができますし、リサーチのきっかけになることがあります。

ChatGPTをうまく活用するには、質問力が問われるところがあります。

返信に困るメールの返信文を考える

仕事で返信に困るメールが来たら、角が立たないように返信できるように、ChatGPTからヒントをもらうことができます。

例えば、こんな友人からこんな仕事の依頼が来たとします。

「〇〇さん久しぶり。インスタ見たよ。私も〇〇さんの体験セッション受けてみたい。今度ご飯奢るから1回だけ無料でやってくれないかな?」

もちろん、こんな依頼はお断りかと思いますが、友人なので角が立たない返信をしたい場合、次のようにメールをコピペして返信メールを依頼してみましょう。

そうすると、次のような回答が得られました。

いくつか若干修正しないといけないところはあるでしょうが、返信文の案としては十分参考になるかと思います。

なお、これは友人に対するメールなので、以下のように質問すれば、ビジネスメールではなく友人に対する返信文に言い換えをしてくれます。

このようにChatGPTを活用すれば、メールの返信文を考えてくれるので、問合せ対応のストレスや時間を短縮できる可能性があります。

ChatGPTとGmailを連携する

「ChatGPT writer」というGoogle Chromeの拡張機能を使い、Gmailと連携して自動的にメールの返信文を考えてもらうことができます。

まずは、以下のようにGoogleウェブストアから拡張機能を追加します。

①導入する拡張機能を入力(今回はChatGPT writer)

②追加する拡張機能を選択する

③「Chromeに追加」をクリックする

その後、gmailで返信画面を開くと、上記のような雷マークのようなアイコンが出てくるので、こちらをクリックします。

すると、上記の画面が出てくるので、「Briefly enter what do you want to reply」でどのような返信をしたいか入力すると、自動的に返信案が生成されます。

gmailを使っている方は、導入してみるといいでしょう。

自分が書いた文章を添削してもらう

実際に自分が書いた文章をChatGPTに添削してもらうことも可能です。

例えば、先ほど紹介した、友人からの仕事依頼を断る返信文を考えたとします。

このメールの返信文を掲載し、添削を依頼すると、理由ととともに修正案を示してくれます。

ただ、修正案を見てわかるように、なぜか勝手に関西弁に変換され、主語や述語がおかしいところも見受けられます。

このように添削文の精度も完璧ではないので、添削してくれたとしても、最終的には自分で修正する必要があります。

ChatGPTに議論してもらう

ChatGPTに「〇〇と△△どちらがいいか?」と議論してもらうことができます。

具体的には、「登場人物を2人設定します。Aさんは〇〇がいいと言います。Bさんは△△がいいと言います。どちらがいいか議論してください」と指示します。

そうすると、架空の人物であるAさんとBさんが議論を始めます。

もちろん、「〇〇と△△の違いについて教えてください」と聞いてもいいのですが、より深く比較したい場合に活用できることがあります。

また、後述するように、議論したことを簡単な比較表にまとめることも可能なので、試してみてください。

表を作成してExcelにコピペする

ChatGPTは文章だけでなく、表を作成することができ、しかもExcelやスプレッドシートにコピペすることが可能です。

例として、上記に日本の人口ランキングについて教えてもらい、表にまとめてもらったものを示します。

この表については、コピペしてExcelにすぐに貼り付けることができます。

また、作成した表は並べ替えを指示すれば並び替えてくれます。

もちろん、自分で表を作った方が早いこともありますが、少し作るのが手間な表を作成したい場合は活用してみるといいでしょう。

比較表を簡単に作成する

表が簡単に作れるということは、ブログ記事やランディングページなどでよく見られる比較表も簡単に生成できます。

比較表作成の手順としては、次の通りです。

①上記のように「〇〇と△△の違いについて教えてください」など、違いを説明してもらいます。

先ほどお伝えしたように、「1人は〇〇で、もう1人は△△です。どちらがいいか議論してください」と議論を指示してもいいでしょう。

②「比較表を作成してください」と指示すると比較表が完成します。これをExcelなどで貼り付けて微修正するといいでしょう。

③もっと簡潔でわかりやすい比較表にしたい場合は、星取表にしてもらうことも可能です。上記のように、「星いくつ」のタイプと、◎〇△×のタイプ両方作ることが可能です。

順番を並び替えてくれる

先ほども少し紹介していますが、羅列した単語や表については順番を並び替えてくれます。

例えば、「五十音順に並び替えてください」「西暦が古い順に並べ替えてください」といったことも可能です。

ただ、並べ替えについては間違っていることも珍しくないので、Excelでもできることは、当面はExcelを使った方が正確です。

【まとめ】ChatGPTはアイデア出しや補助ツールとして活用する

以上、起業したら知っておきたいChatGPTを活用した面白い使い方についてお伝えしました。

ChatGPTというと、「AIがついにブログや小説を書いてくれる時代が来た」と話題です。

ですが、現状はChatGPTの情報は誤った情報や一般的で無難な回答が多く、しかも長文ほど不具合も発生しやすいです。

詳しく指示を出せば意図に近い高い精度の回答が得られることはありますが、現状はそのまま利用できるような回答にはなりません。

しかし、アイデア出しや、時短で文章作成するための補助ツールとしては十分活用できるのがわかったかと思います。

ChatGPTの主な使い道や注意点を把握したうえで、正しく活用するようにしましょう。

なお、ChatGPTをはじめ、AIについては現状早いスピードで変化しているので、今後精度について改善されたり、もっと便利な使い方が出てきたりする可能性があります。そのため、今後の動向についても注目してください。

ぜひ、本記事を参考にして、ChatGPTを有効活用して、ビジネスに役立てることができれば幸いです。

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