ブログ記事を書くとき、皆さんはタイトルをどのように付けていますか?
ブログはタイトルですべて決まるわけではありませんが、記事が読まれるかどうかはタイトルでほぼ決まってしまいます。
どんなに本文が読者に共感される内容であっても、タイトルで「読んでみたい」と思われなければクリックすらされません。
ブログタイトルの付け方には、様々な方法やテンプレート、事例集がありますが、最低限知っておいてほしいことをお伝えします。
【この記事のポイント】
- ブログタイトルの付け方で最も重要なことがわかる
- 読みたいと思えるブログタイトルの付け方の事例や型がわかる
- ブログタイトルをブラッシュアップするときに参考になる
目次
【基礎編】ブログタイトルの付け方で重要な5つの必須ポイント
ブログタイトルといえば、インターネットで検索すると様々な事例集があり、書籍も売られています。
このような型(テンプレート)に当てはめることも大事ですが、次にお話しすることが前提にないと、型に当てはめても「思わず読みたい」とはなりません。
型が先行してしまうと、違和感のあるタイトルになってしまいます。
型に当てはめる前に、まずは次のことを意識してタイトルを付けるようにしましょう。
本文を書く前に仮タイトルを決め、最後に正式に決める
まずは、本文を書きだす前に、書こうと思っている内容をもとにして仮のタイトルを決めます。
この時点では、大雑把なタイトルで問題ありません。
例えば、よくある「悪いブログタイトルの付け方の例」で出てくる曖昧なタイトルでも構いません。
ざっくりとタイトルを決めたら、まずは本文を書きだしましょう。
本文の内容によって、ブログタイトルが変わることも十分あり得ますし、より適切なタイトルが思い浮かぶこともあるためです。
この時点で正式なタイトルを付けようとすると、無駄に時間がかかってしまい、筆が止まりがちになります。
まずは本文を書いてみて、記事本文に合わせてタイトルをブラッシュアップしていきましょう。
本文の内容と一致したタイトルを付ける
魅力的なタイトルとなるように工夫することも大事ですが、それ以上に重要なことは記事本文の内容に合っているブログタイトルにすることです。
そうでなければ、読者は「あれ? こんな内容を期待していたわけではないのに」と離脱しています。
当たり前と思われるかもしれませんが、本文の内容とタイトルが合っていないというのは意外と多くの人がやりがちです。
例えばタイトルは「本気でダイエットをしたい人の食事管理」なのに、筋トレ、痩身エステなどの情報ばかりで食事に関する内容がない記事です。
本文を書く前に仮タイトルを決めて、最後に正式に決めるとお伝えしましたが、本文を書き終えたらタイトルと本文が合っているか確認してください。
記事タイトルから、本文の内容がある程度想像できるタイトルを付けるようにしましょう。
読者の知りたい情報や悩み、読むメリットを考える
ブログタイトルで一番重要なことは、読者にどんな悩みを解決できるか、どんな役立つ情報を提供できるかを考えることです。
これができれば、読者が検索するキーワードは自然と入りますし、キャッチーなタイトルを意識しなくても読者から「読みたい」と思ってもらえます。
お客様や見込み客がどんな人か、どんな悩みを持っていているのか、実際にお客様と接してきたことをもとにして考えていきましょう。
また、実際に読者が検索してくるキーワードでGoogle検索してみて、どんな記事があるのか参考にしてみるのも有効です。
検索上位表示されている記事のタイトルを見ると、読者の悩みや解決したいこと、どんな情報を提供できるか想像できるタイトルが多いのがわかります。
- 読者はどのような人か?
- どんな悩みを持っている人に向けて情報発信するか?
- どんな情報を提供できるか?
- 読者が最後まで読むことでどんなメリットがあるか?
この4点を考えるだけで、自然とタイトルが決まってきます。
読者に検索されたいキーワードをタイトルに含める
Google検索で情報を探している読者を意識するのであれば、検索キーワードをタイトルに含めるようにしてください。
これはGoogleの検索上位に表示させるためでもありますし、読者がタイトルに自分が検索したキーワードが入っているタイトルの記事を読みたいと思うためです。
例えば女性中心の職場の人間関係を良好にする方法を記事にする際は、タイトルに「職場」「人間関係」「女性」という言葉を入れます。
良い例:女性が多い職場の人間関係のストレスをなくして快適に仕事する5つの処世術
悪い例:人間関係の悩みを解決して快適な毎日を送る5つの方法
女性中心の職場に特化した内容を読者が求めていれば、前者のタイトルの方が読みたくなると思われます。
ただし、狙う検索キーワードを詰め込みすぎてしまうと、タイトルの意味がわかりづらくなり、読みたいと思わなくなるので注意してください。
なお、やや中上級者向きの方法にはなりますが、検索キーワードをリサーチするツールもありますので、詳細を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
【関連記事】ブログやSNSのネタ切れを解決して楽に更新するための重要な2つのコツ
とはいえ、ツールに頼りすぎてしまうと、本質的なお客様のニーズを反映することを忘れてしまうことがあります。
お客様がどんなことを調べているか、どんな情報を求めているかという視点を忘れないようにしてください。
伝えたいことを左詰め(最初の方)に入れる
Googleで実際に検索してみると、表示されるタイトルの文字数には制限があり、PCでは29文字以内、スマホでは約40文字程度です。
その文字数を超えると、超えた部分はGoogleの検索画面では表示されません。
長いタイトルがNGというわけではありませんが、検索キーワードなど伝えたいことを左詰めに入れないと、読者に読み取ってもらえない可能性があります。
また、読者は基本的に左から文字を認識して内容を把握するという特徴があるので、基本的には以下のようにキーワードや伝えたいことは最初の方に入力しましょう。
良い例:女性が多い職場の人間関係のストレスをなくして快適に仕事する5つの処世術
悪い例:ストレスなく仕事をするための秘訣|女性中心の職場の人間関係に悩む方へ
※「女性 人間関係 職場」をキーワードとした場合
【応用編】さらに魅力的なブログタイトルにする10個の秘訣
これまでお伝えしてきたように、ブログタイトルを考えるうえで大切なことは、次の5つでした。
- 本文を書く前は仮タイトルで良く、書いたら正式に決定する
- 本文の内容と一致したタイトルを付ける
- 読者の知りたい情報や悩み、読むメリットを考える
- 読者の検索キーワードを含めたタイトルにする
- 伝えたいことは左詰めに書いたタイトルにする
この5つを守るだけでも、読者に「読みたい」と思わせるブログタイトルにすることは十分可能です。
ブログ初心者の方は、この5つをまずは意識してみてください。
そして、ここからは、よりブログタイトルを魅力的にする「応用編」になりますが、上記の5つの前提ができていることが条件となります。
タイトルの型にとらわれると、かえって読者が読みたいと思うタイトルからかけ離れることがあります。
ここからお話しすることは、すべて参考にする必要はないので、自分のブログ記事に合うものをいくつか選ぶようにしてください。
「3つのポイント」「5つの法則」「BEST10」など
数を示して「ポイント」「方法」「コツ」「法則」「秘訣」「〇〇術」「メリット・デメリット」「ステップ」「共通点」などの言葉を挿入する方法です。
例えば「3つのポイント」「7つの秘訣」などとすることで、読者に要点がまとめられ、役立つ情報が多い印象を与えることがあります。
このようなブログタイトルにすると、書き手にとってもブログの構成を考えやすくなるメリットがあります。
なお、本文を書き始める前は「〇つのメリット」「〇つの法則」などで数字を虫食いにして仮決めしておくことで問題ありません。
効果を具体的な数字で示す
読者がブログを読んで得られる効果を、具体的な数字で示す方法です。
- 3ヶ月で月収100万円
- 1日3食しっかり食べて3ヶ月で5kg痩せる
- 成約率90%
このように、具体的な数字で示すと、読者が得られるメリットがより伝わりやすくなります。
「~な方へ」「~なあなたへ」と呼びかける
悩みを解決したい読者に向けて、「~な方へ」「~なあなたへ」と呼びかける方法です。
- 夫婦関係を改善したい方へ
- 言いたいことが言えないあなたへ
このように悩みや欲求とともに呼びかけます。
このあとに悩みを解決できることを示す文言を付け加えると、どんな内容のブログなのかわかりやすく伝わります。
簡単に早く実行できることを伝える「~だけ」「~不要」
既存の方法よりも簡単に、早く実行できる方法を伝えるブログ記事で、「~だけ」「~不要」「~でもできる」など簡便性を示す言葉を冒頭に入れる方法です。
- たった1つだけ!
- 知識やセンス不要!
- 自宅でもできる!
- 1日3分だけ
- お風呂に入りながらできる
このように、時間やお金、労力の手間が省けるだけでも、読者にとっては大きなメリットになります。
「面倒」「難しい」と思われがちなことを否定したい場合に有効です。
読者が常識として持っていることの逆を伝える
多くの人が持っている常識や、一般的に言われていることの逆を言うタイトルの付け方です。
例えば、以下のような記事を見つけたときに、思わず読んでみたいと思いませんか? (以下はタイトル例なので、実際に実現する話があるわけではありません)
- グルテンフリーを辞めた途端に3kg痩せた話
- お金は使えば使うほど増えていく
このような常識を破壊する形で読者に興味を持ってもらう手法は、ブログだけでなくメルマガ、本のタイトルでもよく使われます。
もし、「お客様のこういう思い込みを取り除きたい」というのがあれば、このようなブログタイトルを付けてみてもいいと思います。
疑問形のブログタイトル
「~とは?」「~のはなぜか?」「なぜ~するのか?」と疑問形のブログタイトルにすると、「ちょっと先が知りたい」と思わせることができて、読んでもらいやすくなります。
- 起業して1年以内に絶対にやっておくべきこととは?
- なぜ90%以上の人が自己啓発書を読んでも変わらないのか?
昔「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本がベストセラーになりましたが、このような疑問形のタイトルは本でもよく見られます。
ブログのタイトルでも有効な方法ですので、もし自分のブログ記事に合っているのであれば、参考にしてみてください。
真逆の言葉をブログタイトルに同時に入れる
対比した情報を出すと、そのギャップが気になって読まれやすくなります。
- 〇〇のメリットとデメリットを詳細解説
- 〇〇で成功する人と失敗する人で何が違うのか?
このようなブログタイトルにした場合は、もちろんブログの構成も合わせる必要があります。
メリット・デメリットや成功・失敗など両方解説したい場合は、このようなタイトルにするといいでしょう。
「この~」「あの~」と敢えてぼかす表現
ブログタイトルは、基本的にはブログの本文内容が想像できるようにすることが原則ですが、敢えて内容を言わないことで読者の興味を引くことがあります。
例えば、次のように「この」「あの」「ある」といった言葉を使う方法です。
- あの芸能人も使っている~
- 億万長者が全員行っているあのパワースポット~
このようなタイトルにすることで、読者は答えが知りたくなって、本文を読んでしまいます。
もちろん、本文に書いてある答えが期待外れなものであってはいけませんが、とっておきの秘策や意外性のある答えがある場合は有効です。
【】、|、「」などの記号を入れる
ブログタイトルの表現上の話にはなりますが、【】や|、「」などの記号を使って、タイトルにメリハリを付けることができます。
例えば【】(墨付き括弧)であれば、
- 【会社を辞めたい人必見】転職して成功した人が絶対持っている5つの共通点
- 【無料】高いクオリティでおすすめのフリー画像サイト5選
- 【永久保存版】好きなものを食べながらダイエットで成功する13個の秘訣
- 【小学生の算数で解説】単利と複利の違いとは?
このようにインパクトのある一言や、読者への呼びかけとして冒頭に挿入する方法があります。
|(縦棒)であれば、
- なぜかお金がたまらない人へ|貯金額を年100万円増やせる15の解決策
- 婚活プロフィール写真〇つのコツ|お見合いの申込みが月0→5件になった方法
というように、2つのタイトルを組み合わせたいときに使うことが多いです。
臨機応変にブログタイトルを微修正する際の参考にしてください。
これまで解説したタイトルの付け方を複数組み合わせる
ここまでブログタイトルの付け方を解説しましたが、場合によっては1個だけでなく複数組み合わせて一層読みたくなるタイトルになることがあります。
ただ、無理に複数組み合わせてキャッチーなタイトルにする必要はありません。
むしろ複数のテクニックを無理やり組み合わせることで、違和感のあるタイトルになることがあります。
無理のない範囲で、使えそうな型をいくつか使ってみてください。
【まとめ】テクニックに頼るだけでなく、伝えたいことを表現することを忘れずに
以上、ブログのタイトルの付け方を、基礎編と応用編に分けてお伝えしました。
ブログのタイトルの付け方には、様々な事例集やテンプレート集がありますが、ブログを始めたばかりの人はまずは基礎編の5つを意識してください。
応用編でお伝えした10個については、最終的にブログタイトルをブラッシュアップするときに参考にする程度で問題ありません。
テクニックに頼るのではなく、読者のニーズや伝えたいことを基本としてタイトルを付けるようにしてください。
ぜひ、本記事を参考にして、読者に共感されるブログを書くきっかけになれば幸いです。
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