これまで、私のブログやメルマガでは、「3つの集客スキル」として「ブログ×Facebook×メルマガ」の連携をお伝えしてきました。

もちろん、今でも「ブログ×Facebook×メルマガ」は基本的な軸にはなります。3つの集客スキルは、しばらくの間は、基本的には変わらないでしょう。

ただ、これからは「ブログ×インスタ(Instagram)」の連携も視野に入れていく必要があります。

ここ数年インスタユーザーに変化が起きており、私のような40代以上の女性や、コーチ、コンサルタントなどの無形商材を扱う方にも有効なSNSになってきました。

そこで、今回はブログ×インスタ連携のメリットや、集客に活用するための重要ポイントをお伝えしています。

【この記事のポイント】

  • インスタとブログを連携するメリットがわかる
  • インスタとブログを連携して集客に繋げるコツがわかる
  • アドバイザー、コーチ、コンサルタントなど無形商材のインスタ活用方法がわかる

インスタが40代以上・無形商材の起業家も見逃せない理由

インスタは40代以上、無形商材でもおすすめ

あなたはインスタというと、どのようなイメージを持ちますか?

「20~30代の若いユーザーが多い」

「飲食店、美容室、ハンドメイド作家など視覚的効果で活用できるビジネスなら有効」

という印象がありませんか?

実は、年々インスタのユーザー層は変化しています。

20~30代以上だけでなく40代以上も、しかもコーチ、コンサルタントなどの無形ビジネスの方も見逃せないSNSになっています。

【理由①】意外に多い40代以上のインスタユーザー

インスタの日本国内のユーザー数(月間アクティブユーザー数)は3,300万人(2019年3月末※1)以上で、Facebookの2,600万人(2019年4月※2)を上回っています。

※1:About Facebook「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破

※2:cnet Japan「フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る『退任の真意』

また、インスタというと、以前から20~30代のユーザー数が多い印象があります。

ただ、下図のインスタの年齢別ユーザー数を見ても、40代、50代の利用者の数が案外多いことがわかります(※3)。

インスタ年齢別ユーザー数

※3:ガイアックスソーシャルメディアラボの調査を元に作成

30代のユーザー数が約573万人に対して、40代は約563万人。女性だけで見ても30代は約355万人に対して、40代は約316万人です。30代と40代の利用者数に大きな差がないことがわかります。

50代の利用者の数も男女計で約475万人、女性だけでも約223万人と、決して少なくありません。特にここ数年、インスタの50代利用者の増加は顕著です。

実際にFacebookとインスタの利用者を、同じくガイアックスソーシャルメディアラボのデータを元に比較すると、以下のようになります。

インスタFacebook
40代(女性)563.7万人(315.6万人)622.5万人(273.9万人)
50代(女性)474.9万人(223.2万人)587.6万人(217.4万人)

このように40代女性も50代女性も、若干ではありますが、インスタの利用者がFacebookを上回っています。

データ上の話だけでなく、肌感覚で40~50代の女性がインスタを使っているところは、日常的に見られるようになりました。

私のように40~50代女性のお客様が多い方は、インスタを活用しない手はありません。

【理由②】無形商材のインスタ活用が増加

インスタ無形商材

インスタは、以前から飲食店、料理教室、美容室、ハンドメイド作家など、画像で魅力を表現しやすいビジネスに相性が良いとされてきました。

また、パーソナルジム、エステサロン、整体院、クリニック(歯科、美容外科)などビフォーアフターで訴求できる場合もインスタとの相性は良くなります。

もちろん、これは今でも変わらず、視覚的効果を活用しやすいビジネスは、インスタは強力なSNSになります。

一方、意外に思われるかもしれませんが、無形商材を扱う方も、最近はインスタを活用する方が増えています。

無形商材とは、例えば士業、金融、保険、コーチ、コンサルタント、カウンセラー、スピリチュアルなどを生業としている方です。

どちらかというと、視覚的効果を利用できず、これまでインスタとの相性があまり良くないとされてきた業界です。

しかし、ここ数年は、イラストや画像に文字を入れ、場合によっては左にスワイプする形で続きが読めるタイプの投稿をする無形商材のアカウントが増えています。

こうすることで、無形の商材でも視覚的効果を活用しながら、Facebookのように価値ある情報を提供することが可能になったのです。

大手企業の活用例が参考になる

参考になるのが、大手企業の無形商材の活用事例です。

有名なところが、三井住友銀行の事例です。

保険や金融商品、投資というと「難しい」「めんどくさい」というイメージが先行しがち。

そこで、三井住友銀行はインスタアカウントを作り、イラストやマンガを使って、一見難しそうなお金の豆知識を気軽に学べるようにしました。

金融系といえば、お金の教養を身に付けるための総合マネースクールで知られるファイナンシャルアカデミーのアカウントも参考になります。

ファイナンシャルアカデミーは、画像に文字を入れて、左にスワイプする形で紙芝居のように続きを読んで、節約や投資を勉強できるようになっています。

インスタでは1投稿につき10枚まで画像を入れることが可能です。

三井住友銀行やファイナンシャルアカデミーのような情報提供型の投稿は、金融系に限らず、無形商材全般で参考になるので、ぜひ見てみてください。

また、情報提供して気軽に勉強してもらう以外に、お客様の体験談を掲載するのも有効です。

参考になるのがマッチングアプリ大手のペアーズです。

ペアーズでは、実際にアプリを利用して結婚した一般の方に許可を得て、写真を掲載しています。

「ペアーズで結婚しました!」など文字も効果的に使って訴求しているので、ぜひ参考に見てみてください。

松本沙紀インスタグラム

私も無形ビジネスですがインスタを活用しています。松本沙紀のインスタはこちらになります。
↓↓
https://www.instagram.com/matsumotosaki/

※フォローしていただけたら嬉しいです!

私のインスタも大手企業の事例と同様に、画像に文字を入れて、左にスワイプする形で読んでもらうことで見込み客の方に情報提供しています。

背景の画像はずっと同じように使って統一し、適度な大きさの文字を入れて続きを読んでもらうようにしています(背景の画像は時々変更することもあります)。

ぜひ、このあとにお伝えする「ブログ×インスタ連携5つの重要ポイント」と併せて参考にしていただくと幸いです。

ブログ×インスタ連携5つの重要ポイント

ブログ×インスタ連携重要ポイント

ここまでお伝えしたように、今では40~50代以上もインスタを利用し、しかも無形商材でもビジネス活用できることがわかりました。

しかし、だからといって必ずしもブログ×インスタの連携で、集客できるとは限りません。

繰り返しお伝えしているように、そもそも商品構築ができていなければSNSとブログで集客導線を作っても意味がありません。

また、ブログ×インスタを連携する際は、次のようなことを理解しておかないと、集客導線としてうまく機能しません。

ここでは、ブログ×インスタ連携の重要ポイントについてお伝えします。

Facebookとインスタの違いを理解する

Facebookとインスタの違い

まず、ブログ×インスタの連携で集客導線を組み立てるには、インスタの特徴を簡単に理解しておく必要があります。

特にFacebookと似たような感覚で投稿しても、うまく集客したり、ブランディングしたりすることはできません。

Facebookとインスタには、主に次のような違いがあります。

 インスタFacebook
拡散力弱い(フォロワーまで)強い(友達の友達まで)
他人の投稿ハッシュタグを検索タイムラインを追いかける
投稿中のリンクリンクを貼れないリンクを貼れる

インスタユーザーはFacebookのようにタイムラインを追いかけて、受動的に他人の投稿を受けとるようなことはあまりしません。

ハッシュタグ(#)検索によって、フォローの有無に関係なく、自分が欲しい情報を得る傾向にあります。

そのため、ハッシュタグを活用すれば、フォローされていないユーザーにも見つけてもらうことができます。

Google検索の「ググる」に対して、インスタやTwitter検索の「タグる」という言葉もあるくらいです。

また、Facebookは1つの投稿に、ブログなどのURLリンクを貼ることができますが、インスタではできません。

インスタでリンクを貼ろうとしても、単なる文字として認識されてしまうため、タップできないのです。

そのため、ブログ×インスタの連携では、集客導線がブログ×Facebookの連携とは少し違ってきます。

ハッシュタグ(#)は基本的なところを抑えればOK

では、ハッシュタグを活用するとしても、どのようにハッシュタグを付けていったら良いのでしょうか?

インスタのハッシュタグのテクニックについては、様々な情報がありますが、あまり細かい、小手先のテクニックに走ると本末転倒です。

あまりSNSの使い方を追求しすぎると、実際のお客様や見込み客のニーズを忘れてしまうためです。

そのためハッシュタグについては、次のようなことを目安にしていれば問題ありません。

  1. ハッシュタグはだいたい10個くらい付ける(最大30個まで)
  2. 実際に検索されているハッシュタグを付ける
  3. 投稿内容と関係のあるハッシュタグを付ける

ハッシュタグは10個が目安

インスタは、1回の投稿で最大で30個までハッシュタグを付けることができます。

投稿内容にもよりますが、だいたいハッシュタグについては10個くらいあれば十分です。

私もだいたいハッシュタグについては10個程度ですし、大手企業のインスタを見ても差はありますが、10個前後であることが多いです。

なぜ10個かというと、無理なくインスタの投稿を楽しめるのが、10個くらいであるためです。

30個までハッシュタグを付けられるからといって、無闇に付けても意味がありませんし、疲れてしまうので挫折の原因になります。

実際に検索されているハッシュタグを付ける

インスタのハッシュタグ検索

インスタの検索画面でハッシュタグ(半角の#)を頭文字に入れてキーワードを打ち込むと、実際に検索されているハッシュタグが表示されます。

検索結果とともに全投稿数も表示されます。

  • 投稿数の多いハッシュタグは検索する人が多いが、ユーザーに見つけられるのが難しい
  • 投稿数の少ないハッシュタグはユーザーが見つけやすいが、検索する人が少ない

という特徴はありますが、あまり深く考えずに実際に検索されているハッシュタグを付けることを意識すれば問題ありません。

投稿内容と関係のあるハッシュタグを付ける

最大で30個までハッシュタグを付けられるからといって、あまり投稿内容と関係のないハッシュタグを付けることは避けましょう。

そもそも意味がないだけでなく、ブランディングするうえでもマイナスになりかねません。

ブログ×インスタ連携の集客導線を理解する

インスタはFacebookのように、投稿にリンクを付けることができません。

その代わり、インスタはプロフィール欄に、自分のブログやホームページのリンクを貼ることが可能です。

そのため、「インスタ⇒ブログ」に誘導したいのであれば、上の図のように、一度プロフィール欄に誘導する必要があります。

インスタのプロフィール欄に書くこと

あなたのインスタの投稿に興味を持った見込み客は、一度プロフィール欄を見ることになるので、プロフィールに何を書くのかも重要です。

ただ、プロフィールは150文字以内という制限があるので、書けることに限界があります。

そのため、以下のことをブログの内容(あなたの商品コンセプト)と乖離しないように表現し、無理なくブログに誘導しましょう。

  • あなたの商品コンセプト
  • お客様があなたの商品によって得られること
  • あなたの簡単な実績
  • 商品コンセプトに近いハッシュタグ(4~5個でOK)
  • 誘導するブログのURL

複数のSNSやブログと連携するならlit.link(リットリンク)もおすすめ

lit.link(リットリンク)のおすすめ

なかには、ご自身ブログのURLの他、Facebookやメルマガ、YouTubeやLINEにも誘導したい方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、複数のSNS、ブログ、メルマガの申込みフォームなどをひとつのページでカンタンにまとめられるlit.link(リットリンク)を利用するのも有効です。

自分が見てほしいリンクを、簡単にスマホで編集して公開できるので便利です。

もしも、すでにブログと様々なSNSと集客導線ができている方は、lit.linkを利用してみても良いでしょう。

フォロワーが増えてもお客様が増えるとは限らない

インスタのフォロワーが増えてもお客様が増えない

Facebookの友達など、他のSNSでも同じことが言えるのですが、インスタは「フォロワーを増やす=お客様を増やす」ではないことに注意しましょう。

フォロワーを無闇に増やしたところで、あなたの理想のお客様が来るわけではありません。

もちろん、共感できる投稿を見つけたら、自分からフォローして、「いいね」したりコメントを書いたりすると良いでしょう。

しかし、相互フォロー目的で、とにかくフォローをたくさんしたり、自動ツールを使ったりして無差別的にフォロワーを増やすことはおすすめしません。

見込み客ではない人がフォロワーになったところで、あなたのお客様が増えることがないので、とても効率の悪い方法です。

また、フォロワーが増えるように意識して投稿したところ、今度はお客様からの問い合わせが減ったという話もよく聞きます。

あなたの商品・サービスとは乖離した内容ばかり発信して、フォロワーを増やしても全然意味がないのです。少なくとも、ブログに誘導することはできません。

インスタでも、「見込み客がどんな情報を求めているか」「見込み客がどうなりたいか」という根本から外れないように注意しましょう。

ブログとの一貫性を意識する

インスタとブログとの連携を考えるのであれば、ブログとの一貫性を意識してください。

いくらしっかりしたプロフィールを書いて、ブログのURLを貼り付けたところで、投稿の内容が乖離しては、ブログへの流入は期待できません。

  1. ブログの1記事目で商品コンセプトをしっかりと構築する
  2. 見込み客が求めていることをブログで発信する
  3. インスタを開始して集客導線を組み立てる
  4. ブログとの一貫性を保つようにインスタでも情報発信する

この順番を間違うと、ブログやインスタを始めたところでうまくいきません。

商品構築を固めてブログを更新しながら、インスタも活用するようにしていきましょう。

▼こちらの動画も参考にされてください。

【ブログ集客との連携でオススメしたいSNS】

 

 

■【まとめ】商品構築ができたうえで「ブログ×インスタ」の連携を

今回は、ブログ×インスタ連携のメリットと重要なポイントについてお伝えしました。

  • 40~50代以上のインスタ利用者が増えている
  • 無形商材でもインスタの活用は有効
  • インスタの特徴を理解する
  • ハッシュタグは10個が目安。投稿内容と合うタグを付ける
  • インスタの投稿⇒プロフィール欄⇒ブログと誘導する
  • 「フォロワーを増やす=お客様を増やす」ではない
  • 商品構築したうえでブログを立ち上げてからインスタと連携する

重要なことは、商品構築をしたうえでブログを立ち上げて、それから集客導線を組み立てること。

「ブログ×Facebook×メルマガ」の連携でお伝えしていることですが、これは「ブログ×インスタ」の連携でも同様です。

今では40代以上の女性や、無形商材を扱う人でもインスタは有効なSNSになっていますので、ぜひ今回お伝えしたことを参考にしてみてください。

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